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第7話

مؤلف: みずのは
病院へ向かう車の中で、陸の脳裏には、彩葉がひとり雨の中を歩いて帰ったあのときのように、二人のこれまでの記憶が途切れることなく浮かび続けていた。

彩葉と初めて出会ったのは、大学二年のときだった。

バスケットボールをしていて低血糖で倒れた彼に、通りがかった彩葉が持っていた飴をくれたのだ。

あの頃の彼はまだ知らなかった。

彩葉が、ルームメイトの拓海が半年も想いを寄せていた後輩だということを。

ただ、それでも彼は彩葉に一目惚れし、夢中でアプローチをかけるようになった。

その事実を知ったときには、もう彩葉は拓海と付き合っていた。

彩葉が結婚すると知った日、陸は一晩中泣いた。

それから車を走らせ、たったひとりで、彩葉を乗せた車のあとを式場まで追った。

最後に、拓海に抱きかかえられるようにして車を降りる彩葉の姿が見えたときも、

彼は近くまで行って見る勇気が出ず、目を赤くしたまま車をUターンさせた。

その夜、酔いつぶれた陸は夢を見た。

夢の中で、彩葉と結婚したのは自分だった。

目を覚ましたあと、陸は悪意さえこめて祈った。

拓海がどうか彩葉を大切にしませんように、と。

そう
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