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第825話

Author: ラクオン
清水南は招待状を取り出し、言った。「まだ行けないわ、菊池さんの......三日後の結婚式があるから」

菊池海人の幼なじみである服部鷹は、出席しないわけにはいかない。

河崎来依は招待状をちらりと見て、言った。「じゃあ、私が先に行って待ってるわ」

「しばらく滞在するつもり?それとも、嫁ぐつもり?」

清水南の冗談に、河崎来依は髪をかき上げ、意味深に言った。「さあね」

清水南は言った。「あなたが何をしようと、私は応援するわ。あなたが幸せならそれでいいから」

......

河崎来依は会社の仕事を整理し、チケットを予約して長崎へ飛んだ。離陸前に神崎吉木にメッセージを送った。

ちょうど携帯をしまって寝ようとしたとき、隣の人が立ち上がり、また別の人が座った。

その慣れ親しんだ清々しいタバコの香りに、彼女は眉をひそめた。

顔を向けると、いつも冷たい表情を浮かべた整った顔が目に入った。

「......」

河崎来依は仕事で成功し、ある程度の収入を得てから、自分を犠牲することは一切なかった。

飛行機はもちろんファーストクラスを予約していた。

もちろん、ファーストクラスで菊池海人を見かけることは珍しくないが、問題は、彼女の隣にはすでに誰かが座っていたことだ。

彼が今、彼女の隣に座るのはおかしい。

しかし、結局彼女は何も言わず、横向きになって眠った。

目が覚めたとき、彼女の体には黒灰色のコートがかけられていた。

しかし、彼女は飛行機に乗って座った後、すぐに客室乗務員に毛布を頼んでいた。

振り返ると、彼は毛布をかけていた。

毛布はどれも同じだから、彼女のものだとは言えない。

しかし、彼女の体にかかっていたコートが誰のものかは言うまでもない。

彼女はそれを取り上げて彼に投げ返した。

菊池海人は彼女の動作で目を開けた。

ちょうどその時、飛行機が着陸するというアナウンスが流れた。河崎来依は何も言わなかった。

しかし、飛行機を降りても彼は彼女についてきたので、彼女は我慢できなくなった。

「一体何がしたいの?

昨日、私が結婚式をキャンセルするように言ったのに、あなたが『いや』と言ったんじゃない?

それなら、私たちが別れたことを認めたってことよね。なんで今になって私に纏わり付いてるの?

嫌われたいの?」

彼女が長々と言い終えると、菊池海人は淡々と返
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