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第7話

Author: 花職人のコマドリ
澪は湊ヶ丘では身寄りもなく、頼れる相手もほとんどいなかった。

いったい誰が、澪を連れ去ったというんだ……

悠真はその場に倒れているチンピラたちへ鋭い視線を向けた。

「こいつらは何者だ!」

刑事は表情を曇らせ、小さく息をついた。

「現在の捜査では、この者たちが奥様に何らかの危害を加えた可能性があるとみています。

現場の状況からも、それを裏づける痕跡が確認されています」

刑事はできるだけ言葉を選んでいた。だが、その言葉は悠真の胸を鋭くえぐった。

あいつらが……澪に手を出したのか!?

許さない……! 絶対に許さない!

怒りが一気に込み上げた。

「どうしてこんな連中が、この辺りにいたんだ!? ここは常に警備が入っているはずだ! 澪が危険な目に遭うはずがない!」

秘書は額に汗を浮かべ、青ざめた顔で口を開いた。

「も、申し訳ありません……念美さんの指示で、一時的に警備を外しました……それに、念美さんは……」

「早く言え!」

悠真は怒りを押し殺すように低く吐き捨てた。

秘書は息をのんで、小さくうなずいた。

「……奥様に少し痛い目を見てもらう、と……」

……

悠真
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