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第14話:ドキドキ文化祭(前編)

last update publish date: 2026-09-05 09:01:52

ある秋の日、保健室で沙由美は、先日の惨劇を振り返る……。

(あー失敗したわ……圭太君があんな壊滅的な

味覚の持ち主だったなんて)

沙由美はあの時のことを思い出すだけで、

胃液が込み上げてくるほどの後悔に襲われていた。

あの時圭太にもらった激辛弁当のせいで、ここしばらくの間、

体調を著しく崩していたのだ。

(なんであの子はあんなもの平気で食べてるのかしら……

おかずに赤いもの掛かってたら普通にケチャップだと思うじゃないのよぉ……)

そんなことを考えていると、その弁当の作り主が保健室にやってきた。

「失礼します」

そういって入ってきたのは圭太だった。

「翠ちゃんなら今日は来てないわよ。」

「知ってますよ。今日は文化祭のことで相談があってきたんです。」

圭太の話はこうだ。

圭太のクラスで模擬店をやることになったのだが、

クラスでの意見が、「メイドカフェ」か「執事カフェ」を

やるかで別れたというのだ。

なら教室の中で両方やろうということになったのだが、

誰かが「いっそ性別入れ替えない?」と言い出したせいで、

女がやる執事カフェと男がやるメイドカフェに

決定してしまったとのこと。

「別にいいん
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