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第22話

مؤلف: 雲居の樵
その頃の明里は、足早に店内を抜けていった。だがバーの外へ出た瞬間、その顔からふっと表情が消え落ちた。

そして、鼻歌を歌いながら、ぶらぶらと路地の入り口まで歩いていく。

さっきバーで明里を襲おうとしたチンピラたちが、壁にもたれて彼女を待っていた。

「上出来ね。約束通り、樹にもらったお金、こっちによこして。

そして、これは……」

明里、いや、正確に言うと、顔を変えた若葉は、懐からカードを一枚取り出して彼らの目の前に突き出す。

「私からの報酬よ」

しかし、若葉の方を見て、顔を見合わせるチンピラ達の目には隠しきれない欲が浮かんでいた。

「でも、さっきお前を大金で競り落としたのは俺だ。ってことは、お前はもう俺のもんだろ?

だったら、もうお前のものも俺のものも関係ねぇ。全部俺のもんだ。今から連れて帰って、かわいがってやるよ!」

チンピラのいやらしい笑い声が、路地裏に響きわたる。

でも、若葉は無表情で立っているだけ。その目には恐怖はなく、ただ見下すような色が浮かんでいた。

だがチンピラの目には、若葉が恐怖で固まっているように見えたらしい。舌なめずりをしながら、欲望むき出しで若
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