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第25話

last update Last Updated: 2026-01-09 19:00:00

翌日、クリスマスの朝。私はいつものように朝食を作った。

フレンチトースト、スクランブルエッグ、サラダ、コーヒー。

少し特別な、クリスマスの朝食。テーブルには、小さなクリスマスツリーの飾りも置いた。

7時、氷室様がリビングに現れた。

黒いスーツ姿。髪は完璧に整えられている。そして――私の首元を見て、少しだけ目を細めた。

「おはようございます」

「ああ、おはよう」

氷室様は、席に着く際、私の首元に視線を止めた。

白い肌の上で、昨日彼自身が選んだ雪の結晶が静かに輝いている。

彼はそれを確認するように、一瞬だけ熱を帯びた瞳で目を細めた。

「……それ、似合っているな」

小さな声だったけれど、確かに聞こえた。頬が、熱くなる。

「ありがとうございます。とても大切にしています」

氷室様は、少しだけ微笑み、朝食を食べ始めた。その雰囲気は、昨日を境に、いつもよりずっと柔らかい。

私も向かいの席に座り、首元のネックレスにそっと触れた。全てが夢のようだが、これは夢じゃない。

「ごちそうさま」

全て食べ終えると、氷室様は立ち上がった。昨日買ったマフラーの入った袋を手に取る。

「今日は、祖父のところへ行ってくる。夕食は、遅くなるかもしれない」

「わかりました。お気をつけて」

氷室様は、玄関で振り返った。

「昨日は、ありがとう」

「いえ」

「おかげで、いい一日だった」

その言葉に、胸が温かくなった。私も、本当にいい一日だった。

「私も……とても楽しかったです」

氷室様は、少しだけ微笑んだ。

「そうか」

それだけ言って、氷室様は出て行った。

ドアが閉まり、私は一人リビングに残された。

いい一日だった、と言ってくれた。そして、私も楽しかったと伝えられた。

私は、胸に手を当てた。心臓が、まだドキドキしている。

どう

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