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第27話

Auteur: リリィ
授賞式の結果が発表され、鈴奈は人間の複雑な心理を深く描いた文芸映画で、見事に最優秀主演女優賞を手にした。

彼女の名前が呼ばれると、会場は総立ちで拍手に包まれた。

スポットライトを浴びながら、彼女はゆっくりとステージに上がり、授賞者の手からずっしりとしたトロフィーを受け取った。その目はやや赤く、しかし笑顔は眩しいほど輝いている。

簡潔な受賞スピーチで、監督やスタッフへの感謝を述べた後、彼女はステージ下の荘司を見つめ、優しくも力強い声で言った。「最後に、特別に感謝したい人がいます。私の愛する人、藤村荘司です。ずっとそばにいて、支えと力を与えてくれてありがとうございます。このトロフィーは、あなたと半分ずつです」

カメラはすぐに荘司を映した。彼は立ち上がり、ステージの彼女に向かって空中にキスを送り、目には感動の光が宿っている。会場には温かい笑い声と拍手が響いた。

慎也はテレビを勢いよく消した。

暗闇の中、彼は大きく息を荒げ、まるで瀕死の魚のようだ。

だめだ。

このまま彼女が他人の腕に抱かれるのを見ているわけにはいかない。

何かしなければならない。

授賞式後の祝賀パーティーは
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