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第148話

Author: 雨の若君
彼は公私混同するような男じゃない。仕事仲間なら、無理に追い出したりはしない。

車は清人が運転している。亜綺が急に割り込んできて、助手席のドアを勢いよく開け、そのまま座り込む。素羽は何も言わず、後部座席に座る。

清人はちらりと助手席の亜綺を見やるが、特に何も言わない。

道中、亜綺はまるでヒバリみたいに喋りまくっている。どんなに声が良くても、ここまでうるさいとさすがにイラついてくる。

なるほど、彼女が美宜と友達になるのも納得だ。同じくらい騒がしい。

亜綺が素羽に話しかけてくる。「江原さん、もう結婚して五年って聞いたけど、そろそろ子供作るつもりなの?」

そんなことを言いながら、こっそり運転してる清人を横目で伺っている。

素羽は淡々と答える。「もしかして、高橋さんは市役所の福祉課でバイトしてるの?そんなに市民の出産事情が気になる?」

亜綺は一瞬言葉に詰まる。

「いや、ただ心配してるだけ。何だかんだ言っても、江原さんは私の義姉だから」

「それはどうも、ありがとう」

女同士なら、彼女の考えてることなんてだいたい分かる。わざわざ自分を仮想ライバル扱いしなくてもいいのに。

現場
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Comments (2)
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peridot
そろそろ話を次の段階に進んでほしいですよね。
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敬江
いつ偽装死?まだ誘拐段階だったらまだまだ話は進まないよね…。
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