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第196話

Author: 雨の若君
「それに、お前の祖母のために手配している専属の専門医も、すべて引き上げる。そのあとで祖母の体調がどうなろうと、俺の知ったことじゃない。それでもいいのか?」

素羽の顔からは次第に血の気が引き、やがて真っ青になった。声は震え、そこには尽きることのない悔しさと、抑えきれない非難が滲んでいた。

「司野……私たち、結婚してもう何年も経つわ。でも一度だって、あなたを裏切ったことなんてない。最初にこの結婚を裏切ったのはあなたでしょう?それなのに、どうして私にこんなひどいことができるの?」

私の家族を、完全に壊してしまうまで追い詰めるつもりなの?

司野は素羽を見下ろし、わずかな温もりすら感じさせない冷え切った声で言い放った。

「俺は商人だ。自分に利益のあることしかしない。どうしても離婚したいというなら、応じてやってもいい。ただし、ただで別れるわけにはいかない。須藤家の名誉を汚すわけにはいかないからな。相応の慰謝料は支払ってもらう」

その瞬間、素羽は初めて、司野の卑劣で恥知らずな本性をはっきりと見た。怒りは全身を震わせ、手元にあったティーカップを乱暴につかみ、勢いよく彼に投げつけると、歯を食
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Comments (3)
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中村 由美
美宜からのメールを見せればいいやん。 どれだけ美宜からの挑発が来てるかいいつけろよ。
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akemi
追い詰め過ぎて、これだけ立場が弱いと面白くないな。 多少救いがないと、読んでて気分が悪い。
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カナリア
もういいんじゃないかな? 偽装死までザーッと行こうよ いじめ過ぎても面白くない
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