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22話 気まずい空気

Auteur: 子猫
last update Date de publication: 2026-02-06 19:00:00

「驚いたよ、一応受診歴がないか調べてみたけど、優希ちゃん妊娠してるんだね。」

「ええ、まだ心拍は確認できていないけど、双子だって言われたわ。」

「大きな怪我じゃなくて本当に良かったね。」

真剣な顔で言われ、優希も心からそう思った。

将生は椅子に座るとカルテを念入りに読み始める。

真剣な表情でカルテを読んでいる将生が高校の時の姿と重なり、優希は不思議な感覚を覚えた。

高校に入学したばかりの頃、中庭のベンチで本を読んでいた将生に優希は目を奪われた。

まっすぐ通った鼻筋に眼鏡をかけ、その間から見える伏せた目元には長いまつ毛が影を落としていた。時折風に遊ぶ髪を鬱陶しそうに払い除ける
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