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第7話

Author: 小四郎
この見下ろす感覚が、胸に淀んでいた鬱屈を完全に消し去った。

「蓮也、気づいている?今のあなたの臭い、あの雨に濡れた不潔な助手席よりも吐き気がするわ」

声は静かだが、骨まで凍てつくような冷たさを込めた。

「私は潔癖症なの。

物だけじゃない。汚れた人間は、視界に入るだけで不快なのよ」

私は警備員に目配せし、彼を引きずり出させた。

彼は連行されながらも私の名を呼び続けていた。

健人はただ優しく、「新鮮な空気を吸いに行きましょうか」と声をかけてくれた。

私は微笑んで頷いた。

ええ、外の空気の方が、ここよりも清潔だもの。

だが、追い出された後も蓮也は諦めなかった。

彼はネット上でアカウントを作り、私との「七年の情愛」を連載し始めた。

動画の中で悲劇のヒーローを演じ、自分を「一時の過ちで愛を失った哀れな男」に仕立て上げた。

彼は私が冷酷非情な人間であり、会社が最も苦しい時期に人材と資金を根こそぎ奪ったと吹聴した。

今の私の栄光は、彼の血と汗の結晶を盗んで築いたものだというのだ。

私が時の人となっていたこともあり、世論は瞬く間に彼の嘘に踊らされた。

【成功した途端に苦
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