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第197話

Auteur: 一匹の金魚
真衣は、礼央がこの要求をしてきたことに驚かなかった。

礼央はビジネスマンだから、何事も儲からなければ意味がない。

それに、礼央は元々人にただで得をさせるような性格の持ち主ではないのだ。

礼央はすでに、翔太に公開で謝罪させることに同意している。まだ子どもだから、翔太を退学させたり処分を求めたりする必要までは確かにない。ただ公の場で千咲に謝り、きちんとけじめをつけてくれれば、自分としてもそこまで徹底的に追い詰めるつもりはない。

それに、最初の時点で礼央はすぐに翔太に謝らせているから、礼央は翔太をひいきしたわけではなかった。

あれこれ言っていたが、結局のところ、この落とし穴はここで自分を待ち構えていたのか。

現時点で九空テクノロジーには確実に資金が必要なのに、よりによってこんなタイミングで新婚生活用の家が売れない。

「萌寧がプロジェクトチームに加入すれば、お前は100億円だけでなく、クラウドウェイの協力も得られる」

クラウドウェイはワールドフラックス傘下の非常に優秀な製造体制を持っている製造メーカーで、もともと 実戦向けに特化しており、受注のほとんどは政府関連の案件となる。

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