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第11話

Penulis: 清水雪代
「足を捻ったみたい……ごめんなさい、道まで支えてもらえますか?タクシーを拾いたいんです」

「行き先は? 送っていきますよ」

男性は彼女の足の状態を見てすぐに近づくと肩を貸してくれた。

智美は迷うことなくその申し出を受け入れた。

彼女たちはそのまま病院へ向かった。

到着すると、付き添いの高村は自分を責めて何度も謝った。

智美は落ち着きながら、病院の警備員に防犯カメラの映像を確認してもらった。

ほどなくして、母の彩乃が夕方6時に病院を出たことが分かった。

記憶が不安定な母が自力で戻ってこられるとは思えず、不安が募った智美の目からぽろりと涙がこぼれた。

隣にいた男性がそっとティッシュを差し出してくれた。

「心配しないでください。警察に勤めている友人がいるので、手伝ってもらえるかもしれません」

智美はまるで溺れる者が藁をもつかむように、すがるような目で言った。「本当ですか?お願いできますか?」

彼はすぐに携帯を取り出して、電話をかけ始めた。

「菊地署長、少しお願いがあるんだ。知人の家族が行方不明でね……うん、分かった」

彼は智美の方に顔を向けた。「ご家族の写真、あり
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