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第461話

작가: 清水雪代
女が自分を磨くのは、誰かへの献身のためじゃない。自分自身のためだって、本当は言ってやりたかったのだ。

だが反論する勇気もなく、加恋の言葉を肯定するしかなかった。「でも、見る目のある男性ばかりじゃありませんよね、社長?」

加恋は掌に爪が食い込むほど、拳を強く握りしめた。「ええ、その通りよ。彼には見る目がなかった。でもね、私が本気で欲しいと思った人は、そう簡単には諦められないの」

これまで独身を貫いてきたのは、最高の男を射止めるためだ。

結婚相手は、必ず自分より「格上」でなければならない。格下との結婚など、論外だ。

そうでなければ、これまでの努力がすべて水の泡になってしまう。

……

悠人がオフィスに戻ると、智美がスマホを片手にメッセージを返信していた。落ち着いた様子の彼女を見て、つい心配になり声をかける。「さっき夏井さんが来てたけど、何か嫌なこと言われなかった?」

智美は女子会のグループチャットを覗き、祥衣への返信を打っていた。

祥衣は竜也と新婚旅行中で、大量の写真と共に、竜也への愚痴を散々こぼしているらしい。彼女も美羽も、それにツッコミを入れては盛り上がっていた。

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