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第567話

Author: 清水雪代
明日香が、彼らの浅ましい思惑に気づかないはずがない。

腹違いの兄弟たちは、岡田家の後継者である子供たちを手中に収めることで、将来的に岡田家を我が物にする腹づもりなのだ。

岡田家に嫁いだ身である以上、子や孫のためにこの家を守り抜く義務がある。

だが、突きつけられる現実を直視するたび、冷たい隙間風のような感情が広がっていく。

外部の人間が岡田家を狙い、取って代わろうとするのはまだ理解できる。

だが、血の繋がった身内までもがこんな有様とは――恥知らずにもほどがある。

明日香が心中でそう吐き捨てた瞬間、使用人が部屋に入ってきた。

「奥様、山本家の次男の奥様がお見えです」

明日香の表情が、たちまち険しく強張る。

山本家の次男の妻――つまり、明日香の実家である山本家、その弟の嫁・山本美奈子(やまもと みなこ)のことだ。

明日香はすぐさま智美に向き直り、釘を刺した。「後であの人が何を言っても気にしないで。黙って食事をしていればいいから」

智美は事情が飲み込めなかったが、義母の剣幕に押され、素直に頷く。「はい」

やがて美奈子は、息子の嫁である山本心陽(やまもと こはる)を引き連
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