แชร์

異変

ผู้เขียน: 伊藤ほほほ
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-04-07 18:10:49

 城を出発した俺達は、四天王の一人、残虐の王ネフィスアルバが潜むオウッティ山脈へと向かう道中にいる。

 最後に王様と会話をした後からほとんど記憶が無いのだが、今は夜営の最中みたいだ。

 そういえば、王様公認の夫婦となって初めての夜を経験する事になる。

 新婚初夜といえばやる事は一つなのだが、兵士達に囲まれたこの状況でお誘いする勇気は俺には無い。

 本当の勇者だったらお構いなしなのかもしれないが。

 テントに入ると、アルがこちらに背を向けて横になっていた。

 黒いドレスが少しめくれて、お尻の近くまで露わになった太モモがとてつもない破壊力だ。

 色々と触りたい欲が溢れてくるが、歯を食いしばって我慢する。

コメ:うおおおおおお!【五万円】

コメ:ありがとうございます、ありがとうございます!【十万円】

コメ:勇太、分かってきたじゃねえか。【五万円】

コメ:やっと仕事したな!【二万円】

コメ:勇太くんさあ、何見ちゃってんの? 次は目を閉じて映せるように頑張ろうな?【八万円】

 俺は、獣のような衝動を抑える為に、あえて紳士的に振る舞う事にした。

 以前、立ち読みしたメンズ雑誌の中に『モテる男は女性をこう扱う!』という記事があった。

 女性との会話は褒めから始めろ、触れるなら体ではなく顔、話すより聞くに徹して会話を広げる努力をすべし、優しさ以外要らない等々、目から鱗の知識が記されていた。

 はっきりと聞き取れるように自信のある話し方をしなさいとか、常にポジティブに明るく接しろとか、今の俺には不可能な|箇所《かしょ》はあったが。

 鎧を脱いでパジャマ姿になった俺は、アルの背中に寄り添うように座った。

「ありゅはきょうみょきゃわいいにぇ。にゃぎゃちゃびぢぇちゅきゃりぇちぇにゃい?」

※アルは今日も可愛いね。長旅で疲れてない?

 まずは、モテ|男《お》先生の教え通り褒めから入る。

 更に、自分の中の優しい男をイメージして、指の裏でアルの頬を撫でながら、相手を労わるような言葉を付け加える。

 ……あれ?

อ่านหนังสือเล่มนี้ต่อได้ฟรี
สแกนรหัสเพื่อดาวน์โหลดแอป
บทที่ถูกล็อก

บทที่เกี่ยวข้อง

  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   こんにちは

    「しゅみゃにゃいぎゃ、みじゅをみょっちぇきちぇきゅりぇにゃいきゃ?」※すまないが、水を持ってきてくれないか?「はっ!」 アルの体から大量の水分が汗として放出されてしまっているので、心配そうに見守っていた兵士に水をお願いした。 ほっと安堵の息を吐き、アルの額に滲む汗を手拭いで吸い取ってやる。 アルは、長いまつげをたくわえたまぶたを伏せると、弱々しくへにゃりと笑った。 その目元には涙が滲でいた。「ありが……とう……ございます……。良くなった……気がします……」 再び苦しそうな表情を浮かべたアルのひたいから、大量の汗が噴き出す。 アルを抱える俺の腕も湿ってきていることから、症状が治まっていないのが分かる。 明らかに強がりを言っている。 ハイポーションの効果が出るのには時間が掛かるのだろうか。 いや、そんなはずが無い。 俺が溺れた時、ランデルは俺にハイポーションを飲ませてすぐに、俺が助かったと確信していた。 万能薬でも治せないような絶望的な状態なのかもしれない。「勇者殿、水をお持ちしました!」 兵士が水を持ってきてくれた。 水差しからコップに注いでもらい、アルに水を飲ませる。 一瞬安らいだような表情を浮かべたが、すぐに歯を食いしばるように苦しみだしてしまった。 アルの体は熱を持ち、薄らとピンク色に染まっている。 胸部が苦しそうに上下し、首筋から流れた汗が胸元を伝う。 俺に癒しを与えてくれる唯一の存在が目の前で苦しんでいるのに、これ以上何も出来ないのが歯痒い。 水を飲ませて、汗を拭いてあげることしか出来ない。「ぢょうしちゃりゃ……」※どうしたら……「勇者……様……。手を…&hel

    ปรับปรุงล่าสุด : 2025-04-08
  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   プァルラグ襲来

     馬車は、豊かな緑に囲まれた広い街道を走っている。 木々の間を通り抜ける風は青々とした草木の香りを含み、大きく息を吸い込むと気分が落ち着くような気がする。「蛇がとぐろを巻くように生えているのが蛇木(じゃぼく)、妖精の羽のように一対の半透明の葉があるあの花はフェアロワイス、茎がまん丸と大きく傘が屋根のようになっているキノコが家茸(かたけ)、家茸の茎には入り口があって、中に入った生物を養分にするんじゃ」 ランデルが外を指差し、ナタリアにあれはこれはと教えている。 くしゃりと目尻に横皺を寄せた青い鎧の老兵は、なんとも好々爺然としている。 ナタリアもランデルに懐いているようで、おじいちゃんと孫のような関係性になっていた。 父になって早六日なのだが、色々と変化があった。 最近の子供は成長が早いと聞くが、俺の娘のナタリアは小学校五年生くらいの身長になっている。 飛んだり跳ねたり走り回ったりと元気いっぱいだ。 髪も肩まで伸びて、癖のない真っ直ぐな黒髪が光を浴びて天使の輪を作り出している。 アルに似て整った顔立ちだが、つり目がちで勝気な雰囲気がある。 子供らしい喋り方ではあるが、もう普通に話せるようで、いつの間にか兵士達のアイドル的存在になっていた。 昼の休憩と夜の野営の時、兵士達はナタリアを奪い合うように話したり遊んだりしている。 裁縫上手な兵士がナタリアの服を作ってくれているのだが、有り合わせの布で作った間に合わせなので、デザインはあまりよろしくない。 ナタリアは、アルのことをママと呼び、俺のことをダディと呼び、ランデルのことをハゲちゃんと呼ぶようになった。 アルの血を強く受け継いでいるのか、アルのように炎を操ることが出来るようだ。 また、俺とは違い身体能力も高いようで、棒切れを使った模擬戦という名のチャンバラごっこではあるが、ノイマンと互角以上に戦っていた。 次はハゲちゃんを倒すと意気込んでおり、非常に愛くるしい。 反抗期に殺されないことを祈るしかない。 そして、俺にとって重大な問題が発生している。「にゃあ

    ปรับปรุงล่าสุด : 2025-04-09
  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   真の勇者

     おそらく、角がある方がオスで爪が長い方がメスだろう。 迫り来る二体のプァルラグに怯むことなく、ランデルは巨大な剣を振り上げた。 大きく左足を前に出すと、込められた力で大地が砕けた。 仰け反らせた背をバネのようにしならせ、踏み込んだ力を全身で爆発させた。「ぬうんっ!」 ランデルが大剣を振り下ろすと、目の前の地面が激しく炸裂した。 放たれた衝撃波が土煙を巻き上げながらプァルラグをに迫る。 驚いたプァルラグは急ブレーキをかけて立ち上がったが、ランデルの強力な一撃を受けると後方に吹き飛ばされた。コメ:ジジイすげえええええ!【四千円】コメ:タイキンより強くね?w【二千円】コメ:ゴミ呼ばわりされてるとは思えないwコメ:ランデルかっけえな!コメ:人間業じゃねえぞw【二千円】 ゆっくりと起き上がったプァルラグは、警戒するようにランデルを睨みつけている。 下手に動けないその様子がランデルの剣撃の威力を物語っていた。 四足歩行の時も迫力があったが、立ち上がったプァルラグはその比ではない。 目の前に二本の大木が現れたかのようだ。「ダディ、ちょっと借りるね!」「ん? あ、ちょっちょ……」※ん? あ、ちょっと…… 俺の手からルミエールシールドと聖宝剣ゲルバンダインを奪い取ったナタリアが前傾に身を屈めて溜めを作った。 ナタリアの後ろ髪が鞭のように空気を打つと、目の前からその姿が消えた。 放たれた矢のように風を切り、一直線にプァルラグへと向かって行く。コメ:え、何してんの?コメ:ナタリアちゃんが危ない!コメ:ランデル頼む、止めてくれ!コメ:勇太お前マジでゴミだな。コメ:ナタリアたそ戻って来てー!「きょりゃ! にゃちゃりあ、みゃちにゃしゃい!」※コラ! ナタリア、待ちなさい! 俺の叫びも、伸ばした手も、ナタリアには届かなかった。

    ปรับปรุงล่าสุด : 2025-04-10
  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   ワーキャス専用スレ その3

    ワーキャスについて語るスレ【第1812世界】052 名前:異世界好きの名無しさん  おい、タイキンがパーティメンバー募集してるぞ!053 名前:異世界好きの名無しさん  見た見た! 三人までらしいけど、選ばれたらタイキンバフで勝ち組確定じゃね?054 名前:異世界好きの名無しさん  四窓推奨みたいになりそうだしな。タイキンの視聴者数分の広告掲載料がそのまま入ってくるんだから、宝くじ当てるみたいなもん。055 名前:異世界好きの名無しさん  タイキンさんと一緒に商品紹介してみたい!w056 名前:異世界好きの名無しさん  >>055  タイキンキッズさんお疲れっす!057 名前:異世界好きの名無しさん  募集した奴どんくらいおる?058 名前:異世界好きの名無しさん  >>057  したで?059 名前:異世界好きの名無しさん  >>057  不細工ワイ応募してしまう060 名前:異世界好きの名無しさん  タイキンはイケメンやしな。実際そこで人気取ってるのもある。061 名前:異世界好きの名無しさん  >>059  他にもチャンスあるって!062 名前:異世界好きの名無しさん  >>061  まだ落ちてねーわ!063 名前:異世界好きの名無しさん  ワロタwww064 名前:異世界好きの名無しさん  でもさ、チームで売ってくんならビジュアル重要じゃね?065 名前:異世界好きの名無しさん  それはそうw066 名前:異世界好きの名無しさん  >>059  残念だったなw067 名前:異世界好きの名無しさん  >>066  いや、だから勝手に落とすなってw068 名前:異世界好きの名無しさ

    ปรับปรุงล่าสุด : 2025-04-11
  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   服選び 前編

     プァルラグを倒した俺達は、食事休憩をする事になったのだが、ランデルから待ったがかかった。 プァルラグの肉は野生味が強いので、個性を活かすには鍋にするのが一番らしい。 ベースのスープにマロミスという調味料を使うと格別な美味しさになるという。 この近くにはヨランザの街があり、調理役の兵士がプァルラグを解体している間に少人数で買い出しに行くというのがランデルの提案だ。 俺としては、持てるだけの肉塊を街に運んで、店に調理をお願いしたかった。 みんなで街に行けば宿に泊まれるからだ。 しかし、ナタリアに美味しいプァルラグ鍋を食べさせたいと張り切っていたランデルを見たら何も言えなかった。  ランデルと名乗りを上げた騎馬兵五人がヨランザの街に行くことになったが、やりたい事があったので俺、アル、ナタリアも加えてもらった。 御者も合わせた馬車組と騎馬兵の計十人で買い出しに向かう。「拠点の指揮はノイマンに任せる! では出発じゃ!」 馬車が行軍時より少し速い速度で走り始めた。 少し先にある脇道に入って数キロ進めばヨランザの街があるらしい。「ねえ、パパっ? どうして急に街に行きたくなったんですかっ?」「にゃちゃりあにょふきゅをきゃっちぇおきょうちょおみょっちぇにぇ。おりぇやありゅにょびゅんみょひちゅようぢゃりょ?」※ナタリアの服を買おうと思ってね。俺やアルの分も必要だろ? 騎士がナタリアの服を作ってくれているとはいえ、お洒落をしたい年頃の子には物足りなさを感じるだろう。 俺もこの世界に来てからずっと同じ服装だしな。 夜営の時に魔法使いが水魔法と風魔法で洗濯してくれるのだが、毎日同じ服というのは生活のリズム的に精神衛生上良くないと思う。「わあっ、新しい服を買ってくれるの! ダディありがとう!」「パパっ! ありがとうございますっ!」 まるで馬車の中に花が咲いたかのようだ。 可愛い娘と美人な妻の喜ぶ姿がこれほど良いものとは。 嬉しさと誇らしさの中にむず痒い気持ちがある。 

    ปรับปรุงล่าสุด : 2025-04-12
  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   服選び 後編

    「パパっ! ちょっと来て下さいっ!」 試着室の方からアルの声がする。  振り向くと、アルがカーテンの隙間から顔を半分だけ覗かせていた。「どうでしょう?」 カーテンが開くと、美しい天女が現れた。  絵画の中から飛び出して来たのだろうか。 胸元までが灰色で、そこから下が黒色の袖がないニットだ。  首元はタートルネックになっており、丸出しの腕が艶かしい。  破壊力抜群な暗色の服がピンク色のウェーブがかった髪を際立たせている。  下はタイトなベージュのパンツで、スラリとした脚線美が強調されている。コメ:勇太さん、これ買いです!【二万円】 コメ:可愛すぎて一瞬気を失ったわw【一万円】 コメ:アルたそ似合いすぎ!【二万円】「きゃいみゃしゅ!」 ※買います! 何を迷う必要があろうか。  こんなもん買いでしかない。「ダディ、どっちがいいかな? 大きくなったら着る服なんだけど……」 天使が二択を迫ってきた。  一つは袖と胸元に白いレースのフリルがついた可愛らしい薄いピンク色のワンピース。  一つは襟の無い赤いシャツと黒いレザーのスカートという大人びたセクシーな組み合わせだ。  成長したナタリアの姿を想像しながら選ばなければならない。  どっちが似合うかと問われた時の回答に正解は無いが、世の男達にとって永遠の課題である。  無難なのは、ナタリアがどっちが好きかを聞いて、俺もそっちが好きと答える安定パターンなのだが。勇太:みんな、力を貸してくれ! コメ:ワンピースは白いの買ったから赤い方かなぁ? コメ:どっちも買うのが男だぞ! コメ:お前ら大丈夫か? 可愛い系とセクシー系のどっちに成長するかの重要な分岐だぞここ。ちなピンク一択! コメ:ギャルゲー脳は帰ってどうぞw コメ:俺もどっちも派。 コメ:俺達の勇太はどこに行っちまったんだ? 脳なしのお前は何も考えずにここまで来たんだろ! 迷う前に買え! 勇太:そうでした……。俺

    ปรับปรุงล่าสุด : 2025-04-13
  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   オウッティ山脈

     ファッションショーから五日が経過した。 ナタリアは少し背が伸びたくらいで、今までのような異常な成長は見られない。 今日のナタリアは白いワンピースを着ている。 兵士に三つ編みのやり方を教わったらしく、色々と工夫を重ねた結果、右耳の上あたりからふんわりと編み始めて横に流したサイドテールになっている。 清楚で上品なお嬢様の出来上がりだ。 アルも先日購入したセクシーニットの組み合わせだ。 ナタリアに三つ編みにされたらしく、ナタリアと逆方向のサイドテールになっている。 アルの膝上に横向きで座っているナタリアと楽しそうに会話しているアルを見ると、歳の離れた姉妹に見える。 歳といえば、二日前にナタリアの成長は普通なのかと聞いてみた。 ランデルは、早すぎると言っていた。 自分がナタリアと同じくらいの時は、友達の誰々とこんな遊びをしただのと昔話を始めた。 あまりにも長かったので口を封じて無理矢理やめさせた。 アルもナタリアと同じだったらしく、生後五日程で今のナタリアくらいまで成長したのだとか。 そこから一か月かけて大人になり、その姿を維持し続けているらしい。 気になったので年齢を聞いてみたのだが、教えてもらえなかった。 俺より年上とだけ知る事が出来た。 ランデルは、「ワシよりは年下ですかな?」と聞いた瞬間に平手打ちされていた。 アルの動きがあまりにも速く、パシィンという乾いた音しか聞こえなかったのだが、ランデルの左頬に真っ赤な紅葉が浮かび上がったので分かったというのが正しい。 日本では女性に聞いてはいけない事ランキング一位の質問なので、ランデルの左顔面が骨折したかのように腫れあがったのも仕方がないのかもしれない。 翌日には元通りのイカつい顔に戻っていたが。 馬車は森を抜けて高原地帯を走っている。 丈の短い雑草に覆われた大地は緩やかに起伏しており、所々に岩が露出している。 路面は段々と荒れてきて、馬車の揺れがお尻の皮膚を削り取ってくる。 尾てい骨と腰が悲鳴を上げ始めた。 そう

    ปรับปรุงล่าสุด : 2025-04-14
  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   山が消えた

    「よし、準備が整ったな! それでは、予定通り見張りは待機地点に移動せよ! ワシらもすぐに出るぞ!」 ランデルの指示で馬車と兵士が移動を始めた。 残った五十人程で四天王を探すようだ。 俺が混ざるはずだった部隊が遠ざかっていく。「いや、ちょっちょみゃちぇ! おりぇもちゃいきぎゅみにひゃいりゅ!」※いや、ちょっと待て! 俺も待機組に入る!「王から褒美を貰った時に、ワシとユートルディス殿でネフィスアルバを倒しに行けと命じられておりましたので、てっきり一緒に行くものかと。もう無理ですぞ?」 無理ですぞじゃないんだが。 予定通りって事は、事前に作戦を考えていたんだよね? 何で作戦会議に勇者を誘わないんだろうか。勇太:作戦失敗です。コメ:知ってたwコメ:勇太の作戦が成功するわけない。コメ:様式美で草コメ:ストレスゲージが真っ赤になってるぞ!w「ぎょひゃんはぢょうしゅりゅにょ?」※ご飯はどうするの?「三日前に立ち寄った村で携行食を買ったではありませんか。これ一枚で二日分の食料になりますので、五ヶ月は余裕を持って探索出来ますぞ?」 ランデルが懐から取り出したのは、クレジットカードくらいのビスケットに似た食べ物だった。 これをちびちび食べながら移動を続けるらしい。 兵士が背負っている大きなカバンの中には、この携行食とやらが大量に詰まっている。 水は山中の湧き水から補充する。 地獄のような登山計画に目眩がしてきた。 騎士が俺の剣と盾を持ってきてくれたが、受け取るつもりはない。「ねえ、ダディ……。もしかして、あの山に登るの? せっかく買ってもらった服が汚れちゃいそう。あたし行きたくないなぁ……」 駆け寄ってきたナタリアが今にも泣き出しそうな顔で見上げてくる。 いつも明るく笑顔を絶やさない娘がこんな表情をするのは初めてだ。 生まれたばかりのこの子は、こちらの都合で連れ回され

    ปรับปรุงล่าสุด : 2025-04-15

บทล่าสุด

  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   火事場泥棒

    「よし、逃げるぞ!」 王様の口から、王とは思えないセリフが聞こえた。 闇皇帝を倒した後の事は、何も考えていなかったようだ。 ランデルが部屋を飛び出し、王様が後に続く。 俺は体が重くて走れないので、異変に気付いた黒い騎士に見つかったら捕まってしまうだろう。 この心配が杞憂に終わるといいのだが。 ゆっくりと歩いているが、今のところ人の気配は無いようだ。「どういうことだ!」「こ、これは!」 玉座の間から叫び声が聞こえた。 王とランデルが眷属に囲まれているのかもしれない。 ようやく追いついた俺は、二人を囮にして逃げる事を考え、壁に隠れながら様子を伺う。 部屋の中央で周りを見渡す王様と、訝しげな表情で黒い鎧を抱えるランデルの姿が見えた。 先程まで壁沿いに立っていた眷属達の姿が見えない。 その場所には、黒い鎧が散らばっている。 闇皇帝キディス・メイガス・ドラキュリオが死んだ事で、その眷属も一緒に消滅したのかもしれない。 城の外に出てみると、空は青く澄み渡っていた。 光を遮っていた闇のカーテンは消滅しており、陽光が街を照らしている。 ドラキュリオ帝国が滅びた事を表していた。「王よ、どうせなら闇皇帝のコレクションを持ち帰りませんか?」「それもそうだな! ランデルよ、天馬車に詰め込むのだ!」 不穏な会話が聞こえた。 立場のある二人が空き巣のような真似をする筈がないと耳を疑ったが、ジャックス王国最強騎士とその王様は、剣を抱えてエッサホイサと往復を始めた。「おいランデル! 金貨もあるぞ!」「やりましたな!」 暗殺のような形だったが、戦争に勝ったと考えれば勝者の権利を享受しているにすぎないのだろう。 だが、ホクホク顔で走り回る二人を見ると、犯罪の片棒を担がされたような気持ちになる。 空き巣というより、これは強盗殺人かもしれない。 天馬車に限界まで剣を詰め込んだ重鎮二人が、やり遂げた顔で額の汗を拭いている。

  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   嫌だと言いましたけどね

     戦闘が終わると、兵士達が街道に散らばる緑の死体を一箇所に集め始めた。  ゴブリンの死体は食べる訳にもいかず、放置しては腐敗による悪臭や他のモンスターを呼び寄せる原因にもなる為燃やすしかないらしい。  魔法使いが火を放つと、肉の焼ける嫌な臭いが広がった。  立ち昇る黒い煙がどこか怨念を含んでいるようで、背筋に寒気を覚えた俺は、その光景を見続ける事が出来なかった。「わっ……私は、パパの顔って可愛い? ……と思いますけどねっ!」 アルが気を遣って俺を励ましてくれたが、あんまり頭に入ってこなかった。   コメ:おい! 何か言うことがあるんじゃないか? コメ:ふぅ。 コメ:勇太、見えてるんだろ? コメ:リーダーどこー? コメ:ふぅ。 コメ:緑色の勇太が居たなー? んー? 勇太:オレ ゴブリン オマエラ スマン コメ:馬鹿馬鹿しくてワロタwww コメ:しょうもなw コメ:俺は結構好きwww 俺の心に大きな傷を残した悲惨な事件があった気がするが、何事もなかったかのように行軍が再開された。 馬車が森を抜けると、小高い丘の上に聳え立つ巨大な城と、その麓に栄える街並みが見えた。  これからは城下町に行く機会が増えるだろうし、タイキンさんのように商品紹介なんかをやってみるのもいいかもしれない。  城での生活は長くなりそうだが、視聴者が楽しめるような企画を考えていくつもりだ。  『王様にドッキリをしかけてみた』なんてどうだろうか?  不敬すぎて首を刎ねられるかもしれないな。  さっきのゴブリンリーダーのように。 馬車は跳ね橋を渡り、巨大な城門を潜り抜ける。  そのまま街中を通り、緩やかな坂道を登っていく。  石畳の広場で馬車が停止した。「これより王に面会する! 部隊は解散せよ!」 兵士達が俺に一礼しながら去って行く。  中には俺に握手を求める者までいた。  いよいよ、新しい生活の始まりを感じる。

  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   不知火

     中に入ると広場になっており、赤い絨毯が敷き詰めてられていた。 もしかすると、この世界の城は全てこのスタイルなのかもしれない。 壁沿いに黒い騎士が立っており、壁には光を取り入れる為の窓が無い。 入り口と反対側に一段高くなった場所があり、骸骨が集められたかのような意匠を施された禍々しい石の玉座が配置されていた。「ジャックス王ヨ、久しいナ! また少し老けたのではないカ? 死が恐ろしければいつでも眷属にしてやるのだゾ?」 広場全体に響き渡る声。 石の玉座に無数の蝙蝠が集まると、蠢く黒い塊は人になった。「だーっはっはっはっは! 冗談を言うな! ドラキュリオ皇帝、急な頼みで申し訳なかった! 寛大な配慮に感謝する!」 ジャックス王は、その光景がさも当然かのように会話を始めた。 親交が深いのか、仲が良さそうに見える。 とても今から殺し合いを始める雰囲気とは思えない。 闇皇帝キディス・メイガス・ドラキュリオは、誰もが見惚れる完璧な容姿をしていた。 緩やかに波打つプラチナブロンドの長髪、吸い込まれるようなシャンパンゴールドの瞳、白磁のような肌、そして非の打ち所がない造形美。 紫色の燕尾服が、スラリとした長身を際立たせている。 欠点があるとしたら、ねっとりとした話し方がナルシストっぽくて気持ち悪いところだろうか。コメ:はぁ……闇皇帝様……しゅきぃコメ:なんというイケメン!コメ:勇太がゴミに見えるなwwwコメ:ゴブリンとヴァンパイアを比べてやるなってw勇太:見た目はそうですけど、あの喋り方キモくないですか?コメ:おまいうコメ:だから張り合うなってwwwコメ:蟻が象に挑むようなもんだぞw「早速本題に入りたいのだが、内容が内容なのでな。落ち着いて話せる場所に案内して貰いたいのだが?」「いいだろウ! 私のコレクションでも見ながら話さないカ? たまには自慢させておくレ!」 王が言う本題とは何なのだろうか。

  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   ドラキュリオ帝国

     強い風を感じて目が覚めた。 いつの間にか椅子の上で横になっていたようで、目の前にはランデルと王様が座っていた。 前後左右に揺れている感覚があるが、箱馬車の中にでも居るのだろうか。 白い車内に赤い椅子とメルヘンチックだ。 どうやら、気絶している間に連れ出されてしまったらしい。 ふと視聴者数を見ると、四千人に減っていた。 最近は、何もなくても二万人前後が見てくれていたのだが、アルとナタリアが周りに居ないとここまで少なくなってしまうみたいだ。 一時期、一桁台にまで落ちてコメントが無くなってしまった事を考えれば、俺だけの配信でもこれだけ集まってくれるのは素直に嬉しいのではあるが。コメ:お、起きたか?コメ:大変な事になってるぞ!コメ:外見ろ外!コメ:勇太くん、リセットせなきついで?コメ:今回はさすがに死んじゃうかも。コメ:早く外見ろ! なんだかコメントが騒がしい。 目の前のランデルも王様も和やかに会話をしているというのに、何故リセットする必要があるのだろうか。 寝転がりながら窓を見ると、今日の天気は快晴のようだ。 こういう日は、俺の心も晴々とした気持ちになる。 少し肌寒いが、青々とした空がとても綺麗だ。 さぞ景色も輝いて見えることだろう。 起き上がって窓の外を見てみると、俺は空に居た。「にゃんぢゃきょりゃあああああああ!」※何だこりゃあああああああ! 木も、街も、山すらも小さく見える。 切り立った岩山、青々とした平原、森の中に佇む奇岩、上空から見る世界は壮大で、言葉に出来ないほど美しい。 時折雲を突き抜け、景色が流れるように変わっていく。 なかなかスピードが出ているようだ。 ……どうしてこんな事になっているのだろうか。「ユートルディス殿、お目覚めですかな?」「勇者よ、まもなくだぞ。気を引き締めよ!」コメ:だから言ったじゃん!wコメ:睡眠時三

  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   ゴブリン襲来

    「ハゲちゃん、お城に着いたらベッドで寝れるかな? あたし、またフワフワしたい!」「城のベッドは、もーっと柔らかいじゃろうな。しばらくは毎日気持ちよく眠れるのうナタリア」「本当? あたし楽しみ!」 ジークウッドの街でベッドを経験してから、ずっとこんな感じだ。 初めてベッドに横になったナタリアは、寝そべりながら空に浮いているみたいと感動していた。 俺達は今、森の中を走っているのだが、ここを抜けたら城が見えてくる。 闇皇帝ドラキュリオを倒すには色々としがらみがあり、準備期間中は城で過ごすことになるというランデルの話を聞いたナタリアが期待に胸を膨らませているのだ。 このまま順調に進めば、昼過ぎには城に到着するだろう。 俺としては、ベッドよりも国お抱えのシェフが作るご飯の方が気になっている。コメ:当たり前の幸せすら与えてやれない勇太を許してあげてねナタリアちゃん……。コメ:こっから一年近く城で暮らすんだっけ?コメ:近くにダンジョンとか無いのか? 同じ場所で同じ日常を見続けるのはきついぞ?コメ:いやいや、勇太が戦えるわけ無いだろwコメ:ゴブリンてスライムより弱いんだっけ?コメ:ワロタwww コメントの言う通り、俺も長期間冒険が出来ない事を危惧している。 変わり映えの無い毎日という、俺が捨てたものを見せてしまう事になる。 この世界に来る前とは違い、今の俺にはアルとナタリアという家族がいる。 つまらない日常とはならないだろうが、それは俺にとってであり、視聴者からすると退屈かもしれない。  俺が選んだラドリックという世界にも、タイキンさんが活躍しているようなダンジョンは存在している。 元々、タイキンさんのような配信をしたくてこの世界を選んでいるからだ。 城の近くにダンジョンがあるかは分からないが、俺に倒せるのはスライムくらいだろう。 いや、スライムすら倒せないかもしれない。 ゲームのようにレベルという概念があればいいのだが、それが無い以上は難し

  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   食レポゴブリン

     宿の近くで飯屋を探していると、一際賑やかな客引きが居た。「楽しい食事を体験してみない? 旅の思い出になること間違いなし! 今だけオープン記念でお得に食べれるよ!」「ダディ、楽しい食事だって! あたしあそこの店がいいかも!」「ちゃしきゃにきににゃりゅにぇ!」※確かに気になるね! まだ空席があったようで、すぐに案内してくれた。 オープンしてまだ三日しか経っていないらしい。 コース料理の店なので、酒場でワイワイやりたい客層が多いジークウッドの街ではイマイチ客の入りが良くないのだとか。 店内は、テーブル席が六つの暖かい雰囲気で、厨房に居るやけに体つきがいい角刈りの男がミスマッチだった。「メヂールのカルパッチョだ。緑の皿から食え」 角刈りが料理を運んでくれた。 マグロに似た薄切りの魚が花の形に盛り付けられ、サラダが添えられている。 ドレッシングで半円状に模様が描かれていて、見た目でも楽しませてくれるようだ。 とても目の前で腕を組んでいるゴリラのような男が作ったとは思えない。 何故この男は料理を運んだ後も俺たちのテーブルの近くで仁王立ちしているのだろうか。 そして何故全く同じ見た目のカルパッチョが二皿ずつあるのだろうか。 |縁《ふち》が赤と緑の二種類の白い皿がある。「早く食え」 角刈りが急かしてくる。 この店が流行らないのはこいつのせいなんじゃないか?「何これ! 全然違う!」「本当ですねっ! 見た目も味付けも全く同じなのに、何故でしょうかっ?」 二つの皿を食べ比べたナタリアが驚きの声を上げている。 アルは、片方の皿から一口食べて目を瞑り、別の皿から食べて首を傾げている。「ほう、分かるかい?」 ゴリラの表情は変わっていないのだが、声のトーンが一つ上がった気がする。 よく見るとソワソワしていて、少し嬉しそうだ。コメ:勇太早く食えよ!コメ:ウホウホ言ってる奴をお前の舌で黙らせろ!

  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   思い出の地

    「ランデル殿に伝令、ジークウッドの街に到着しました!」「見張りは交代で、それ以外は自由行動! 今日は羽目を外して、精一杯英気を養え!」 オウッティ山脈を出発してから六日経ち、夕暮れ時にジークウッドの街に到着した。 兵士達も疲れや色々な物が溜まっているだろうということで、今日は街で一泊する。 こういう時は鎧を脱がせてもらえるし、久々に野営の硬いゴザのようなマットではなく宿屋の柔らかいベッドで眠れるのは嬉しい。 ナタリアは生まれて初めてベッドで眠ることになる。 そう考えると不憫でならない。コメ:ずっと思ってたんだけど、配信方式が視界共有だと勇太くんが寝る時に画面が真っ暗になるから、睡眠時は三人称にしてくれん?コメ:あ、俺もそれ思った!コメ:ワーキャスの自動設定で変えれるで?勇太:俺と一緒に寝て、俺と一緒に冒険して、みんなで同じ時間を過ごせると思ってたんですが。コメ:誰がお前の生活リズムに興味あんねん!wコメ:アルちゃんとかナタリアたんの寝顔見たいんじゃこっちは!コメ:これがゴブリンの思考かwwwコメ:ゴブトルディスはよ設定変えろ!コメ:ゴブトルディス草 ナタリアとランデルのディベートから、コメントが面白がってゴブリン呼ばわりしてくる。 まだこの世界のゴブリンを見た事が無いのにも関わらずだ。 結構傷ついてるんだからな!「ユートルディス殿! 前回は一緒に行動しましたが、今回はどうします? ワシはいつものアレに行きますが」「おりぇはありゅちょにゃちゃりあちょきょうぢょうしようきゃにゃ。きゃにぇぢゃきぇきゅりぇ!」※俺はアルとナタリアと行動しようかな。金だけくれ!「そうですか。ユートルディス殿も丸くなったもんですな……」 一緒に夜遊びしたのは一度きりの筈なんだけど、このジジイは俺の何を知っているのだろうか。 日本で暮らしている時も安月給だったから、楽しみといえば配信を見るぐらいしか無かったのだが。 まあ、こいつは俺をゴ

  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   ディベート勝負 後編

    コメ:なんか緊張してきたなwコメ:議題がしょうもないけど楽しみだわ。勇太:俺がカッコいいとかダサいとか自分で言うの恥ずかしいんですけど。コメ:たしかにwwwコメ:じゃあ何でその議題にしたんだよ!wコメ:何で勇太だけ罰ゲームになってんの?w「しょきょみゃぢぇ! しぇんきょうにゃちゃりあ、いきぇんをぢょうじょ!」※そこまで! 先攻ナタリア、意見をどうぞ!「カッコいい男って、あたしは思いやりがあって頭がいい人だと思う。 今着ている服はダディが買ってくれたんだけど、あたしがママみたいに可愛い服を着たいって気付いてくれて、服屋さんに連れて行ってくれたの。 高級店で高い服だったのに、あたしが店の中で悩んでたのを見てくれてて、似合うからって三着も買っちゃって。 その時ね、あたし実は見てたんだよね。 会計の時に、ダディのお金が無くなっちゃったのを。 ダディったら、自分の服も買わなきゃいけないのを忘れて、全部あたしとママの服にお金を使っちゃってたんだから。 気付かないフリして次のお店に行ったんだけど、そこの服も可愛くって、ついダディに欲しい服を見せたら、買うって言うの。 お金も無いのにどうするんだろうと思ったら、機転を利かせてハゲちゃんに買ってもらっちゃったんだよ? あたしのダディは、優しくて、頭が良くて、世界一カッコいいんだから!」「……うん、うん。ちょっちょみゃっちぇにぇ」※……うん、うん。ちょっと待ってねコメ:え、勇太くん泣いてる?wコメ:きしょwコメ:ナタリアちゃんええ子や!【一万円】コメ:俺もこんな娘が欲しい。【二万円】コメ:この短時間でこんなに上手く話を|纏《まと》められるの凄すぎんか?【一万円】コメ:このプレゼンに勝つの無理じゃね?wコメ:いい話だけど、勇太は頭良くないよな?コメ:言っちゃダメ!www「しょりぇぢぇは、りゃんぢぇりゅきゃりゃしちゅぎを!」※それ

  • 異世界で配信始めます〜滑舌が悪くなるスキルのせいで、魔王を倒すことになりました。勇者じゃなくて勇太なんだが?〜   ディベート勝負 全編

    「伝令兵はすぐに出発しろ! 補給はジークウッドの街で一度のみ、最短で城へと戻るぞ!」 待機部隊と合流し、短い作戦会議の後すぐに出発する事になった。 もちろん俺はその作戦会議に呼ばれていない。 これから二週間近くかけて城に戻るのだが、馬車の中でランデルから作戦について教えて貰った。 足の速い馬五頭を選び、先に五人の伝令役を城に向かわせることで、ジャックス王に闇皇帝キディス・メイガス・ドラキュリオ討伐の準備を整えて貰うらしい。 俺達が城に到着するより五日程度早く伝令兵が報告する予定だ。 ジャックス王国含む三カ国程度で同盟を組み、一気にドラキュリオ帝国を攻め滅ぼす大規模な戦争になるかもしれないとランデルが言っていた。 ジャックス王国には既に魔王軍のスパイが潜入している為、秘密裏に動く必要があり、実際に戦争が起こるまでには一年以上かかる可能性があるとも言っていた。 異変に気付いたドラキュリオ帝国側が何か手を打ってくる事もあり得るので、不測の事態に備えた緊張状態がしばらく続きそうだ。 この話を聞いていたアルは、馬鹿馬鹿しいと鼻で笑っていた。 アルが言うには、ヴァンパイアである闇皇帝は太陽の光に弱いので、夜もしくは自身が発生させた闇の中以外では全力で戦えないらしい。 昼間に闇の外から焼き殺すか、俺が聖なる勇者の力で闇を祓えば一瞬で終わると自信満々の顔で言い放っていた。 ナタリアが俺に尊敬の眼差しを向けていたので心が痛かった。 ちなみに、全力の闇皇帝にはアルでも勝てないらしい。 俺なら勝てるらしいが。 ナタリアのマルーン色の目がキラキラと輝いていたので、罪悪感で胸が苦しくなった。コメ:へぇ、勇者ユートルディスってそんなに強いんだね!コメ:俺達は|欺《あざむ》かれていた?コメ:まあ、四天王の半分はユートルディスがなんとかしちゃってるもんな。勇太:ジャンケンなら勝てるかもしれませんね。コメ:つまんなすぎて草コメ:ユーモア忘れてきた?コメ:勇太くんおもしろーい!(真顔)「ねえねえダディ! 

สำรวจและอ่านนวนิยายดีๆ ได้ฟรี
เข้าถึงนวนิยายดีๆ จำนวนมากได้ฟรีบนแอป GoodNovel ดาวน์โหลดหนังสือที่คุณชอบและอ่านได้ทุกที่ทุกเวลา
อ่านหนังสือฟรีบนแอป
สแกนรหัสเพื่ออ่านบนแอป
DMCA.com Protection Status