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【第13話】食事をしながら——(スキア・談)

last update Petsa ng paglalathala: 2026-01-09 14:29:24
 貧相な朝食の間に、ルスが自分達の事を色々と教えてくれた。『会話』と言えるやり取りをしながら食事(と言うのも烏滸がましいが)をする機会が滅多に無いらしく、ついテンションが上がってしまったっぽい。——とは言っても、ルスは別に騒がしいタイプじゃないから、『ちょっとだけ、口数が多いな』くらいなものだった。

(多少は言葉を理解してはいるみたいだが、まだ獣人化も出来ないリアンが相手じゃ、『会話』にはならないもんな)

 話の内容としては、ルスが今は十八歳・リアンが一歳である事。異世界からスカウトされてこの世界に来た移住者であり、ヒーラーである事。一年前からこの世界で生活している事。ギルドから仕事を紹介してもらってはいるが、あまり収入が得られなくて食料を買う余裕も無かったからこんな感じの食事内容になってしまった事などを、訊いてもいないのに教えてくれた。一部知っている内容と多少の違いはあったが、まぁ今後の生活に支障はないだろう。

 勝手に得たルスの“記憶”の一部を振り返ってみても、確かに毎食レタス・林檎・肉くらいしか食べていない。ひとまず肉と野菜と果物を食べておけば死なないだろうという魂胆が感じられる
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