로그인「桔梗」
強く、でも優しく頭を押さえられて、目の前には蓮司さんの顔。
「……蓮司さん」
「力を抜いて、ゆっくりと息をしろ」
「あ……」
脚の間の濡れた部分に、熱いものが触れる。
これが何で、これからどうするのかは知っている。
でも……本当に?
これが……中に……?
指とは比べものにならない太いものが潜り込んできて、思わず目を強くつぶり、体がこわばるのを感じる。
力を抜いてと言われたのに。
「すみませ……ふぅっ」
キスで唇がふさがれる。
「謝る必要はない」
どうして蓮司さんはキスの最中に話せるのだろう。
「痛くないか?」
私は首を縦に振る。
私にはこれが精一杯。
「んぁ……」
蓮司さんの舌で歯列をなぞられ、ゾワッとした感覚に奥が疼き、まるで分かっていたように緩んだところを狙って蓮さんが中に入ってくる。
「あうっ!」
ぐぽんっという感じに塊が入り込んだ感覚に息が詰まるが、塊が通過した入口には余裕ができて少しホッとできた。
「あ……くうっ」
大きな塊が先を押し広げては、何かを掻き出すように中を擦りながら引いていく。
「んっ」
「よく濡れている」
……蓮司さん?
蓮司さんが私から出てきたものに指で触れ、繋がった部分の上に……そこっ!
「ひあんっ!」
ビリッと痺れて体の奥が熱を持ち、蓮司さんと繋がった場所がたくさん濡れると、蓮司さんはこれを待っていたように大きく腰を動かす。
グチュグチュと音は恥ずかしいけれど、詰め込められた苦しさみたいのはあるけれ
「桔梗」強く、でも優しく頭を押さえられて、目の前には蓮司さんの顔。「……蓮司さん」「力を抜いて、ゆっくりと息をしろ」「あ……」脚の間の濡れた部分に、熱いものが触れる。これが何で、これからどうするのかは知っている。でも……本当に?これが……中に……?指とは比べものにならない太いものが潜り込んできて、思わず目を強くつぶり、体がこわばるのを感じる。力を抜いてと言われたのに。 「すみませ……ふぅっ」キスで唇がふさがれる。「謝る必要はない」どうして蓮司さんはキスの最中に話せるのだろう。「痛くないか?」私は首を縦に振る。私にはこれが精一杯。「んぁ……」蓮司さんの舌で歯列をなぞられ、ゾワッとした感覚に奥が疼き、まるで分かっていたように緩んだところを狙って蓮さんが中に入ってくる。「あうっ!」ぐぽんっという感じに塊が入り込んだ感覚に息が詰まるが、塊が通過した入口には余裕ができて少しホッとできた。 「あ……くうっ」大きな塊が先を押し広げては、何かを掻き出すように中を擦りながら引いていく。「んっ」「よく濡れている」……蓮司さん?蓮司さんが私から出てきたものに指で触れ、繋がった部分の上に……そこっ!「ひあんっ!」ビリッと痺れて体の奥が熱を持ち、蓮司さんと繋がった場所がたくさん濡れると、蓮司さんはこれを待っていたように大きく腰を動かす。グチュグチュと音は恥ずかしいけれど、詰め込められた苦しさみたいのはあるけれ
「体はどうだ?」「どうって……そこかしこが、ビリビリって……」「それは、まあ……聞きたいのは薬のほうなんだが……」あ……。薬……あんなことがあったのに、忘れかけてた。「変なところは?」体のあちこちが変な感じだけど、蓮司さんが原因な気もする。頭は、ぽうっと火照った感じはするけれど考えられている。何かに力づくで押さえつけられる感覚はない。 「蓮司さんっ!? ん、あんっ」「悩む姿は可愛いが、俺のことを忘れないで欲しいな」誂うような声で、誂うような台詞を、誂うようにあそこを指で弄びながら……。「でもっ!」「ん? なんだ?」「く、すり……んっ、あふっ……はなし……」「ああ、話か。桔梗が飲まされた薬は恐らく性欲をかき立てるテストステロンに類似した成分のものだろう」「ん……あ……」ぐちゃぐちゃという音に混じる蓮司さんの説明。もう、わけわからない。「これは体内でオキシトシン、もしくプロラクチンを発生させればおさまる」「……ン?」なに、それ……。「どちらも性的快感のピークや射精時に感じるものだ。オキシトシンもしくはプロラクチンが発生すればテストステロンの効果が抑えられて性的衝動を治まる……つまり、指を増やすぞ」!「ああああっ!」2本の指が埋められて、広げられる痛みみたいなものは感じるたのの、それ以上に充足感とゾクゾクッとする感覚のほうが強くてすぐに気にならな
下着は脇によけられて蓮司さんの手が直接あそこに触れ、くちゅっとした音を立ててそこが指で押される。「んあっ」知らない刺激。体が思いきり跳ねてしまう。「あっ……あっ……」折りたたまれた肉が幾重にも重なった部分を蓮司さんの指が押し進んでいく。自分でも必要以上に触れない場所。何となく恥ずかしくて見ることもない。私でさえよく知らない場所。そこを、蓮司さんは触れて、しかもその目でしっかりと見ている。恥ずかしい。「熱いな」分からない。「十分に濡れているが……狭そうだ。痛かったら言ってくれ」……っ!蓮司さんの指が……。「痛いか?」痛みは……ない。首を横に振ると、さらに深くまで蓮司さんの指が……。「あ、あー……」……私の中に蓮司さんの指がある。「ひうっ!」私の体の中で蓮司さんが動く。誠司がお腹の中で動いていた感覚を覚えているから、何かが体内で動く感触は初めてではない。でも、これは違う。蓮司さんは大人で、男の人で……そういう欲がある。恥ずかしい。男性に欲望の対象とみられることが。それよりも、自分がそう見られていることに喜んでいることが。これが……性行為。別の個としている二人の大人なのに、相手の体内に体の一部を埋め、相手の一部を体に埋め込んでいる。その行為が恥ずかしくて堪らない。恥ずかしくて、堪らないはずなのに……。
「もう顔を上げても大丈夫だぞ」蓮司さんの大きなコートに覆い隠され、抱え上げられて運ばれてきた部屋で床に下ろされた。「あ……」足に力が入らず、よろけた体を蓮司さんが支えてくれた。支えてくれる腕の力強さにゾクッとする。「蓮司、さ……」「っ!」ゆらゆらする視界で蓮司さんが苦しそうに顔を歪める。その表情が色っぽくて、お腹の奥がきゅっと疼く。「あ……」太腿をゆっくりと粘度の高い液体が伝うのを感じた。ゆっくりと伝い落ちていく感触は、私を焦らすようでいて、気づけば疼く体を蓮司さんに押しつけていた。「くそっ、もう少し我慢してくれ」そう言って私を離そうとするのを感じて、私は蓮司さんに縋る。「やあっ……やだあ」我慢は苦しい。苦しいのは嫌だ。どうしたらいいのか分からない。「蓮司さん、熱い、熱いの、助けて……」「……くそっ」そう言うが早いか、蓮司さんは私を荷物のように担ぎ上げ、足早に歩き出した。「んっ、あっ、あんっ」蓮司さんが歩くことで体が揺れ、熱が蠢く場所を刺激されて声が漏れる。理性ははしたないと言っているけれど、体の熱はいまや渦巻き、暴れている。「熱い、蓮司さっ……苦しっ……ああんっ!」「くそっ、たちの悪い薬を桔梗に盛りやがって」 ふわっと体が浮く感覚がしたと思ったら、次の瞬間、背中に柔らかいものを感じた。先ほどあの男に横たえさせられたソファを思い出す。「やっ」「……桔梗?」!蓮司さんの声に目をあければ、そこにいるのは蓮司さん。その怯えたような表情に戸惑ってしまい、反射的に謝っていた。「いや……どうした?」「さっきを、思い出した……あの男に、ソファに……でも、大丈夫」蓮司さんだから……。「桔梗……俺
胸の奥がざわついている。熱い。苦しい。息が浅い。得体の知れないものが自分の中から湧き上がってくる。「ん……くっ」はしたない声が抑えられない。「あっ」身を捩ると布が肌をこすり、ゾワッとして、体の奥に熱が溜まる。 どうして。どうしてこんなに、身体が火照るの。肌を擦る布の感触を、もっと……なんて。なんでそんなことを思うの?そんなこと、望んでいるの? ――君のせいではない。私のせいではない。――テストステロンというホルモンの影響で体が熱をもっているだけだ。あの薬。飲まされた薬のせいだ。先ほどのことは私の意思ではない。薬によって無理やり引き起こされたもの。医師でもあるという石川さんが言ってくれたことが救いになる。私のせいではない。……よかった。――蓮司くん以外は誰も入れない。蓮司さんが来てくれる……。――それまで自分で慰めて耐えるしかない。慰める?分からない。何も分からない。分からないのに、何かを欲しているのは分かる。喉が渇く。肌が、空気に触れるだけで敏感に反応する。指先が、震える。自分の身体が、自分のものではなくなっていく。「やだ……やめて……」懇願しても、体の熱は引かない。かえって“なにを”を意識してしまって、意識がそこに集中してしまう。嫌だ。羞恥が、理性をかき乱す。これは、薬のせい。
苦しい!「ぐっ!」自分のうめき声で目が開いた。一体何が……うっ。体の中を逆流してくるものにえづくと、口の中にあった大きなものがなくなって……。「げぇっ……ぐっ、げっ……」びしゃりと床に吐瀉物が落ちる。その様子に思わず怯み、続いてせり上がってきたものをぐっと押さえる。 「我慢してはいけない、吐きなさい」……優しい声。あの男とはちが……っ!「はな……っ!」目の前にあった体を思い切り押しのけて、距離をとると着物の合わせを強く握る。……え?知らない、ひと。誰? 「落ち着くんだ、まずは胃の中のものを吐き出すんだ」「え? あ、きゃあっ」戸惑っている間に男性の手が私の後頭部を押さえ、反対の手が私の口の中に入ってこようとする。私はその手を噛んだ。「痛っ」叫んで男性は手を引いたが、それに安心する間もなくその腕に抱きしめられる。「いやああ……っ、ぐふっ」男性の拳がみぞおちをぐっと押してきて、喉が動いたと思ったらまた胃の内容物が逆流してきた。「そうだ、上手だ。苦しいよな。でも、そこに酒瓶が落ちてた。それでこの状況だ。強い酒が何かしらの薬かは分からないが早く、できるだけ多く吐き出したほうがいい」あ……。「そうだ。体の力を抜いて、我慢するな。もう1回いくぞ」そう言われて吐いたところで胃酸しか出ず、彼の舌を打つ音に体が震えた。「これ以上は無理か……君、連れは?」「お、お義祖母様と……あ、の?」難しい顔をした男に戸惑う。「この状況を見たら君のお祖母さん、吃驚して心臓が止まるんじゃないか?」着物は着崩れどころか脱げていて、暴れながら吐いたから吐瀉物が……この人の服にも……。「あ……」私の目線を追った男性が苦笑する。