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第1317話

作者: 栄子
優希の冬休みが始まって5日目、哲也が海外から帰国した。

空港に着くとすぐに、哲也は優希へ電話をかけた。

しかし、何度電話をかけても、彼女は出なかった。

空港のロビーで、哲也は片手にスマホを持ち、もう一方の手でスーツケースを引いていた。

遠くから哲也を見つけた勳が、大股で近づいてきた。

その時、渚も別の到着口から出てきたところだった。

渚の隣には、蒼太が付き添っていた。

彼らは雲城への出張から戻ったばかりだった。

蒼太は二人のスーツケースを引きながら、勳を見つけて少し驚いた。「河内さんも空港に?」

渚は足を止め、蒼太が見ている方向に目を向けた。

するとちょうど、勳が哲也からスーツケースを受け取るところだった。

「奇遇だね、新井社長も今日戻った」蒼太は哲也たちを見ていたので、隣にいる渚の目に喜びの色が浮かんだことには、まったく気づかなかった。

まさか空港で哲也にばったり会えるなんて。

どうやら、彼とは縁があるみたいだと渚は思った。

そして、「せっかくお会いできたんだし、ご挨拶くらいはしておかないとね」渚はそう言うと、まっすぐ哲也たちのほうへ歩き出した。

彼女は
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