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第1660話

Author: 栄子
「ええ、そうよ!心優ちゃんのお父様が仕事ですごくお世話になってる方の息子さんなの。身元もしっかりしてるし、うちのお父さんも会ったことがあるのよ。そのお父さんが褒めてたんだから、間違いなくいい人に決まってるね」

悠翔は眉をひそめた。「でも、心優はまだ大学を卒業して、働き始めて一年も経ってないんですよ。結婚なんて早すぎないか?」

「大丈夫よ、まずはお互いを知ることからだし。すぐに結婚するってわけじゃないから。……それじゃあね、もう切るから」

電話が切れ、悠翔はスマホを見つめながら、複雑な表情を浮かべた。

彼と心優は半年も年が違わない。年が明けても、まだ二人とも24歳になったばかりだ。

その歳でお見合いなんて、いくらなんでも早すぎる!

いや、待てよ。桜も24歳だった……

ってことは、安人のやつ……年甲斐もなく若い子に手を出しやがって!

その事実に気づくと、悠翔はさらに悲しくなってしまった。

俺の憧れの存在が!

その時、部屋のドアがノックされた。

悠翔は急いでドアを開けに行った。

すると、ドアの外には安人が立っていた。彼は片眉を上げ、悠翔の顔をじろじろと見ながら言った。
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