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第967話

Author: 栄子
それを聞いて若葉は目の前が暗くなり、よろめいたが、霞がすぐに彼女を支えてあげた。

「赤ちゃんは、もう5ヶ月になるっていうのに......」

仁は説明した。「胎児の成長には栄養が必要です。しかし、今は母体が衰弱していることが問題です。高熱が続いていること自体が体に負担をかけていて、母体の肝臓にも負担がきています。胎児にも影響が出ているでしょう。今はとにかく母体の状態を安定させることが先決です」

「北条先生、あなたは優秀だって評判です。どうか、もう一度、何か方法を考えてください。真奈美も、この子をとても愛しているんです......」

若葉は泣きながら仁に縋り付いた。

仁は唇を噛み締め、ため息をついた。「やってみますが、これは心の問題ですからね。解決するかどうかはやはり本人にかかってます」

それを聞いて、若葉はすぐに大輝のことを思い浮かべた。

彼女はすぐに大輝に電話をかけ、今すぐ来るように言った。

大輝は療養所にいた。「お母さん、今すぐには行けないんだ。こっちで、大事な用があるんだ......」

「大事な用?」若葉は我慢できず、泣き叫んだ。「真奈美と子供がとても危険な状態だ
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