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第1051話

Author: 風羽
エンタメニュースも経済ニュースも、すべてがトップニュースだった。

SNSのトレンドワードだけでも、二十六個を独占した。

メインの結婚式場はホテルの屋外特設会場。

フランスから空輸された紫のアイリスがレッドカーペットの両脇を埋め尽くし、メインステージの装飾は陽光を浴びて夢のように幻想的だ。

両家の親族や友人が会場の両側に座り、感極まった面持ちでステージを見つめている。

寒真は片膝をつき、見上げるようにして彼の夕梨を見つめた。

彼女は美しく、まるでヴィーナスのように気高い存在だ。

しかし彼は知っている。人目のないところでは、彼女がどれほど可愛らしく、甘えん坊になるのかを。

彼女は「料理ができない」とぼやき、ひかりの成長が早すぎて「毎月パンツを買い直さなきゃいけない」と不満をこぼす。寒真の髭がチクチクすると言っては、真夜中に「剃ってこないとキスさせない」と甘えた声で迫ってくる。

だが、髭を剃り終えた彼を待ちきれず、真っ先に腕を伸ばしてくるのはいつも彼女のほうだ。

天が与えてくれた、俺だけの「愛しい人」

傍らには、花を手にした二人の子ども――芽衣と章真が立っている。翔雅と
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