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第1219話

Auteur: 風羽
彰人が夕食を作り終えたころには清席はすでに眠りに落ちていた。

頬を少しふくらませたまま、眠りながら泣いたのか、目尻には涙の跡がうっすら残っている。

それを見て、彰人は少し驚いたように言った。

「まだ八時だろう。どうしてもう寝てるんだ?」

願乃は内心呆れた。

一日中遊び回って、しかも夕食が八時まで待たされて――疲れないはずがない。

父親なのに文句を言うなんて。

本気で気にかけていたなら、こんな時間まで引き延ばしたりしない。

――やっぱり、わざとだ。

そう確信する。

願乃は静かに清席を抱き上げながら言った。

「もう帰っていいよ。私が上に連れていくから」

だが、抱き上げた瞬間――清席は眠りの中でふっと目を覚ました。

本能的に、食べようとして。

小さくしゃくり上げたあと、足をぴんと伸ばし、またすぐに力が抜けた。

その様子を見て、彰人がそっと腕を差し出す。

「俺が抱く。願乃は下で待ってて。あとで、一緒に食べよう」

願乃は言葉を失う。

……どうして、この人が主導しているの?

彰人はそのまま、何の迷いもなく清席を抱えて二階へ上がっていく。

願乃は一瞬、後を追う
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