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第1255話

作者: 風羽
口づけを終えると、彰人はそのまま彼女の頬を軽くつまんだ。

なぜ突然迎えに来たのか――あえて聞こうとはしない。

どうせ、他の誰かを迎えに来たわけではない。

話したくなれば、いずれ彼女のほうから話す。

焦る必要はない。

これから先、同じ時間を過ごしていく相手は自分なのだから。

――そう思えるあたり、彰人の精神の安定は並ではなかった。

やがて車を発進させると、

願乃は窓の外に視線を向けたまま、しばらくしてから、ふと静かに口を開く。

「ねえ、彰人。前に同級生に同窓会誘われてたでしょ?一緒に行ってもいい?来月、チャリティーパーティーやるの。そこに招待してあげようかなって。スタイリストも手配すれば、きっと喜ぶと思うし」

あのときの女性たちは、皆それなりに整っていた。

少し手をかければ、十分華やかになる。

――パーティーが嫌いな女性なんて、そう多くはない。

彰人は内心、わずかに驚いた。

これまで、願乃はこうした場に自分を絡めることをあまり良しとしてこなかった。

それが、こんなふうに自分から口にするなんて。

だが――やはり聞かない。

それが彼の流儀だった。

ただ、胸
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