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第1281話

Author: 風羽
微妙な空気が流れていた。

ひとりは芽衣の母。

もうひとりは芽衣の元カレ。しかも、別れて何年も経つ相手だ。

そんな二人が、よりにもよってこの状況で鉢合わせしてしまったのだから、気まずくならないはずがない。

先に動いたのは陽白だった。

布団をめくり、そのままベッドから下りる。

幸い、下だけは身につけていたため、どうにか最悪の事態だけは免れていた。

澄佳は言った。

「外で待っているわ」

そう言うと、すぐに踵を返して部屋を出ていった。

陽白は手早く服を身につけ、リビングへ出ると、背後のドアをきちんと閉めた。

使用人の女性は帰ってもらっていた。

さすがに、この場に居合わせるにはあまりにも気まずすぎたからだ。

広いリビングには、澄佳と若い男だけが残された。陽白はこういう場面での立ち回りを心得ている男だった。まず芽衣の母に茶を淹れて差し出し、それから音を立てないように散らかった服や、食べ残しの鍋料理を片づけ始めた。

すべてを片づけ終える頃には、部屋はすっかり元の清潔な空間に戻っていた。

陽白は澄佳の向かいに腰を下ろす。

端正な顔立ちに、曇りのない表情。

澄佳は茶を口
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