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第48話

Auteur: 風羽
「俺の妻は素晴らしい女性で、本当に申し分のない存在だ」

「だが、俺は彼女を愛していない」

「俺は確信している。彼女に対して男女の愛情はなく、関係を持ったのも合法な後継者を得るためだった」

「だが今では、この関係に狂ったように依存している。かつては欲の少ない男だったのに」

……

京介は自分自身に強い戸惑いを覚えていた。

しばらくして、医師は診断を終えた後、こう切り出した。「周防さん、まず大切なのは、本当に奥様を愛していないのかを見極めることです。男女の感情はもっとも捉えがたく、主観でも客観でも判断しきれません」

京介は眉をひそめ、その方向へ思考を進めるのを拒んだ。なぜなら、彼は若い頃に愛した人がいたからだ。

彼は「愛」の感覚を知っていた。

診察が終わると、彼はスーツのボタンを留めて診察室を出た。

廊下では中川が忠実に待っており、彼が出てくるなり声をかけた。「京介様、最近何か心に引っかかることでも?」

車に乗り込むと、京介は後部座席に身を預け、ふっと息を吐いた。「いや、むしろ楽しすぎて困っている」

中川は意味がわからず、ぽかんとしていた。

だが、彼女は思い出したよ
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