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第526話

Author: 風羽
朝早く、最初の陽光がホテルのスイートに差し込んだ。

茉莉はまぶしそうに小さな顔を琢真の胸に埋め、甘えるように囁く。

「琢真、太陽がまぶしすぎるよ。カーテン閉めてくれない?」

琢真はベッドのヘッドボードに背を預け、手を伸ばしてリモコンを押した。

カーテンがゆっくりと閉じ、室内は闇に包まれる。だが、少女はすぐに後悔した。

闇の中、新婚の夫が蠢き出す。茉莉は唇を噛み、小さく抗議する。

「琢真……昨夜、もう……気持ちよくなったでしょ」

低く笑った琢真は、黒髪を掬い上げ、白い首筋に顔を寄せて香りを吸い込んだ。

「昨日は昨日。今日は今日の分だ」

あまりに真顔で言うから、茉莉は拗ねたように彼の首に抱きつき、「琢真さん」と可憐に呼んだ。

彼は驚くほど優しい声で問う。

「今、なんて呼んだ?もう一度」

茉莉は頑なに口をつぐみ、ただ甘えてしがみつく。琢真はそれ以上追及せず、唇を重ねた。

若い二人の身体は自然に絡み合い、激しく、そしてひどく甘やかに燃え上がった。

波が引いた浜辺のように、静けさが残った。気がつけば、もう昼近くになっていた。

琢真の身体がわずかに動くと、腕の中の茉莉
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