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第54話

作者: 風羽
夜更けて、舞は眠っていなかった。

彼女は京介の言葉を何度も思い返していた。

彼は自分以外の女を知らないと言い、外の女とは会わないと言い、良い夫になるよう努力すると言った。

「信じてくれ」と。

白々と灯る光の中で、舞の眉目は静かに落ち着いていた。京介、もう一度だけ、あなたを信じていいの?

そのとき、窓の外では黒雲が重く渦巻き、遠くでかすかに雷鳴が響いた。

……

それから二日間、京介から連絡はなかった。舞も女としての誇りから、こちらから電話することはなかった。

三日目の朝早く、舞は早起きしていた。

朝食の席で、使用人が意外そうに尋ねた。「奥様、お義母様のお見舞いで病院に行かれるのですか?」

舞はミルクを一口飲んで、穏やかに微笑んだ。「いえ、主人が出張から戻るので、空港まで迎えに行くの」

使用人は嬉しそうに目を輝かせた。「旦那様と奥様、本当に仲がよろしいのですね」

舞は何も言わず、朝食を終えると自ら車を運転して空港へ向かった。

長年連れ添った夫婦の間には、やはり暗黙の了解がある。京介は早朝7時発の専用機を好み、雲城市から立都市までは9時頃に着く予定だ。舞の出発時間は
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コメント (1)
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良香
心の奥底に京介への消えない愛情が垣間見える。もう一度信じてみようか・・・。そう考えてのこの行方不明は恐怖でしかないよね。 悲しい結果になるんだな。辛すぎやろ!
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