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第749話

Author: 風羽
清都。

翔雅はホテルの一室で、チャリティー晩餐会の生中継をスマホで眺めていた。

ソファには、痩せ細った小さな少女がちょこんと座っている。

——萌音だった。

彼女はこの男を覚えていた。かつて母に連れられて会ったことのある人。大きな邸宅に住み、とても高価なピアノを持っていた、あの「叔父さん」だ。

売られた自分を、まさかこの人が助けてくれるとは思わなかった。

半年のあいだに気の小ささはさらに募り、怯えがちに暮らしていた。今夜は安奈が飛んできて付き添い、香りのよい湯に浸からせ、新しい服を着せてくれた。もうすぐ、叔父と叔母が迎えに来てくれる。

一度は共に暮らした家族。

だが、その後、萌音は相沢真琴に引き取られていった。

食事を終えた萌音は、大きな黒い瞳で翔雅を見つめる。ついに我慢できず、スマホの画面に映る女性を指さした。

「このお姉さん、とてもきれい」

翔雅は彼女を見下ろし、小さな頭を撫でた。

「俺の妻だ」

萌音は「ふうん」とうなずき、ぽつりと繰り返す。

「ほんとに……きれい」

もう一度、頭に手が置かれる。

やがて少女は勇気を振り絞り、問うた。

「叔父さん、どう
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