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162話

Author: 籘裏美馬
last update publish date: 2026-04-15 19:27:33

蒔田が社長室を出て行き、田島も外に出るだろうと思っていた。

だが、田島は何か話したそうにしていて、髙野辺は眉を上げて口を開く。

「どうした?まだ何か話したい事でもあるのか?」

「その……。奥様──新島 もみじさんは、大丈夫、でしょうか?」

「新島さん?」

田島の言葉に、髙野辺ははっとする。

「そうか……。嶋久志は新島さんの実家でもあるもんな……」

髙野辺は呟き、自分の顎に手を当て考える。

そんな髙野辺に田島はこくり、と頷いた。

「はい。嶋久志家は、奥様のご実家ですから……もし、万が一ですよ……?本当に嶋久志の家が今回の件に一枚噛んでいたら……」

「それは大丈夫だ。新島さんは結婚して既に実家を出ている。それに……新島さんのご実家……ご両親は、新島さんと良好な関係じゃなさそうだろう。……良好な関係だったら、彼女はデザインコンテストで嶋久志姓を名乗ったはずだ」

「──あっ!」

「彼女が関係ないって事は、俺が何に変えても証明する」

強い力の宿った髙野辺の瞳。

それを向けられた田島は、ぐっと息を呑み、頷いた──。

一方、もみじ。

駅舎のデザインの仕事に関
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  • 私の夫は義妹のために99回離婚を切り出した   69話

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    last updateLast Updated : 2026-03-29
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