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第3話

Author: トウモロコシ戦士
私の喉は完全にダメになった。医者は数週間安静にすれな話せるようになると言った。

病院から帰ると、両親の顔はずっと曇っていた。

母は泣きながら私の口元の傷を撫で、黙ったまま何も語らなかった。

父は玄関でタバコを吸いながら、疑いの目で私を見つめていた。

「苦肉の策は通用すると思っているのか。俺たちに芝居を打ちやがって。お前がいつも悪巧みを抱いていることくらい、誰もが知ってるぞ」

「君がどんな手を打とうと勝手だ。とにかくちゃんと休め」

私の顔色が瞬く間に青ざめ、喉から声も出ないまま、ひたすら泣き声をあげて謝ろうとした。

輸液チューブを掴んで引き抜き、床に跪いて頭を打ちつけた。

私にとって、座っていても横になっていても落ち着けないから、跪いている時だけ安心だった。殴られないからだ。

母はすぐさま私をベッドに押さえつけた。

父の表情も和らぎ、タバコを消し、じっと私を見つめた。

「ごまかすんじゃないぞ」

そう言い終わった後、二人は急いで出て行った。

ドアの前に、ぼんやりと人影を見えた。

彼女の足音はドアの近くまで届き、しばらくうろついた後、また聞こなくなった。

私は何も気づていないふりをして、目を閉じて休んでいた。

私の帰宅を祝う会はこのように終わった。

だが私の喉が回復したばかりの頃、両親は再びパーティーを開いた。

私の誕生日パーティーの代わりだと言い、多くの名家を招待した。

だが、私の誕生日は、もう暗くて悪臭の漂う部屋で過ごした。

教官はケーキを持ち、にやりと笑い、踏みつぶし、さらに唾液を吐きかけ、私がそれを一口一口食べ終わるまで監督していた。

だが、私は従順にこのパーティーを承諾した。

心の底では、誕生日のパーティーなど、ただの社交のための口実に過ぎないと、私はよく分かっていた。

以前、家の事業は低迷していた。

だがここ数年で事業が繁盛になり、私が家は一気にこの町の新興富豪へと駆け上がった。

だから彼らがさらなる知名度と人脈が必要とし、社交界で提携先を引き寄せようとしていた。そうして私と妹は、行儀のいい人形の役を演じていればよかった。幼い頃からずっとそうだった。

パーティーの前、両親は私達を連れてドレスを選びに行った。

VIPルームで、店員が華やかなドレスが数多く運んできた。母は張り切って私に勧め、選ばせようとした。

「これらは今期の新作よ。全部妹が一生懸命選んでくれたの。妹は本当にいい子、姉ちゃんに先に選ばせようと言ってくれたの」

由愛は笑みを浮かべながら、頷いた。わざとらしく私に華やかなドレスを差し出した。

「姉ちゃん、試着してみて、これは中で一番高価なのよ」

そのドレスはダイアモンドでぎっしりと飾られており、とても美しかったが、布地はとても少なく、胸と太ももがほとんどむき出しになるものだった。

特に襟ぐりには、青いヘビがコイル状に交差していた。

私はあの「精神科病院」で、教官は無理やり私たちをヘビと同じ部屋で寝かせたことを思い出した。

度胸試しだと言われたが、実際は私たちの従順心を叩き込み、逃げ出そうとしないために過ぎなかった。

夜、ヘビはいつも私の足にまとわりつき、冷たくぬるぬるとした感触が嫌だった。

だが私は動かなかった。

動けば、その鋭い歯が私の肌を刺し破り、激しく噛みついて一晩中離さないからだ。

「ほかのドレスではダメ?」

私は憚りながら小さな声で呟いた。そのドレスを見る勇気すらなかった。

だが父は苛立ち、ミネラルウォーターのペットボトルを投げつけ、私の胸を痛めつけた。

「妹の好意なのに、お前は素直に受け入れたらどうだ。何を気取っているんだ」

母もそれに同調して言った。

「そうよ、素敵なドレスなのに、試着するぐらいも嫌がるなんて、どういう態度なの」

彼らは大声で叫び、私は恐怖で頭を抱え込んだ。

「着ます、着ます」

母は私が反抗しないのを見て、満足げに微笑んだ。

昔の私なら、このような露出の服はありえなかった、着るくらいなら死んだほうがましだと思っていた。

だから母は得意げに父に言った。

「ほら、今の由香はとても従順になったわ」

だが言葉が終わらないうちに、母は悲鳴を上げた。

私が無我夢中に服を脱ぎ始め、あっという間に脱ぎ捨て、ブラと下着しか残さなかった。

VIPルームには多くの店員がおり、男性も女性もいた。

誰もが呆然と私を見つめていた。

私は脱ぎ、必ず脱がなければならない。

そうしなければ、教官に鞭で打たれ、さらに唐辛子水をかけられ、傷口はたちまち腫れあがり、膿が流れ、痛みのあまり意識を失うのだ。

私がブラまで外そうとした瞬間、母は慌てて止めに入った。

「あんたは狂っているの。何をしているの」

彼女は私を急いで試着室に押し込むと、私の頬を平手で叩いた。

「あんた、恥ってもの知らないの。人前で服を脱ぐなんて、まるで売春婦じゃない」

私は謝りながら、ドレスに着替えた。

試着室から出ると、ため息を聞こえた。

彼らの視線は、私の体に釘付けになっているのがわかった。

傷だらけの身体だった。

露出した肌を除き、鎖骨の下は、タバコで焼かれた火傷の跡が無数だった。

また殴られたあざもあり、さらに一部の傷が爛れ、背中まで広がっていた。

母はその傷跡に触れながら、涙を流した。

父は煙を投げ捨て、驚愕した様子で問いかけた。

「誰がこんなことを!」

着替えている時、強い花粉の匂いが漂っていた、

考えるまでもなく、誰の仕業なのかすぐに見当がついた。

私の全身に耐えがたい痒みが広がり、星のような赤い斑点が次々と浮かんできた。

私は強く掻き、掻き傷から再び血が流れ、膿まで流滲み出て、生臭い匂いが立ち込めた。

妹の視線は私の身体に落ち、彼女の目が一瞬赤くなった。

だがすぐに視線を逸らし、両親にとても残念そうな口ぶりで言った。

「かわいそう、姉ちゃんはアレルギーみたい。私たちだけでパーティーへ行くしかないね」

不審に思った店員は、私が虐待されていると思い、そのまま警察に通報した。

私は強制的に連れ去られた。

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