策士な御曹司は真摯に愛を乞う

策士な御曹司は真摯に愛を乞う

last updateLast Updated : 2025-04-04
By:  水守恵蓮Ongoing
Language: Japanese
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事故に遭い記憶を失ってしまった 役員秘書・美雨 親会社の若き副社長・夏芽が 毎日見舞いに来てくれた 雲の上の御曹司 憧れの人 いつも遠くから眺めていただけ 手が届いてはいけない人 ――のはずなのに 「君を一人にしておけない」 退院後、問答無用で同居開始 当然の抗議も、強引なキスで封じ込み!? あまりに横暴で反発心が湧く だけど時折切なげに瞳を揺らす彼に なにも言えない 何故なのか教えてほしいのに 「俺は、嘘しかつけない」 あなたを傷つけてるのは私? 私はなにを忘れてしまったの?

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Chapter 1

御曹司は雲の上の人 1

頭の芯、脳の奥深いところで、不快なノイズが走る。

テレビでしか見たことのない、遠い昔の活動写真のような不鮮明な映像が、脳裏で再生されていた。

途中、何度も白い光に遮断されてシーンが飛ぶせいで、なにかの映画を観ているのか、それとも自分の潜在意識なのか、それすらも曖昧だ。

音声は、ひび割れる。

女性が声を荒らげているように聞こえるけど、なぜ、誰に対してなのか。

そこに割って入った、緊迫した、鋭く低い男性の声には、聞き覚えがある。

そのやり取りは、どこか不穏だ。

私まで、とても胸が痛い。

締めつけられるような苦しみに襲われ……。

『……!』

なにかを口走った。

でも、やっぱり音声は不明瞭で、なにを言ったのか聞き取ることはできない。

一瞬、またしても白い光が射し、ノイズと共に映像がぶれた。

『……っ……!!』

映像が切り替わり、男性が弾かれたように床を蹴って走り出す。

それを観ている私の目線は、なんとも奇妙だ。

どこか低いところから、仰いでいるような。

口と目を大きく開き、切迫して凍りついた表情で、まっすぐ腕を伸ばす男性は、私の視界の中でどんどん遠く、小さくなっていき……。

――暗転。

なにが起きたんだろう。

誰かがすぐそばで、張り裂けるような声で私の名を絶叫している。

身体中が痛い、そんな気がする。

でも、それを超えた頭と腹部の痛みが、私の意識を遠退かせていく――。

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reviews

美代子
美代子
良くわからないところから話が始まっていく割に戸惑いも少なく順応出来るって凄い
2025-06-08 16:18:11
4
0
玉子
玉子
この作品大好き♡これからも。頑張ってファン(楽しませて下さいませ応援してます
2025-06-06 14:25:14
2
0
46 Chapters
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