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7.外出禁止令③

مؤلف: 鷹槻れん
last update تاريخ النشر: 2026-02-19 04:21:19

 日頃はウインドウショッピングしかしないようなお店で、ブランド品の服やら高級コスメブランドの化粧品などを買いそろえられながら、芽生は思ったのだ。

(全部デパートで買うとか高すぎるよぅ!)

 と。

 いつもならメイクグッズはドラッグストアなどでプチプラのモノを買っているし、服だってファストファッションを扱っている『ウニクロ』とか『ファッションセンターしまむた』なんかで買うようにしている。

 京介に連れられて入ったテナントは、ブラウス一着で、芽生がいつも買っている服なら上から下まで二セットずつはそろえられそうな値段だったから、店員に試着を勧められるたびタグを見ては心臓がバクバクしてしまった。

 それを懸命に訴えた芽生だったのだけれど、京介の言い分ではあちこちウロウロする方が面倒だし時間の無駄らしい。要するにタイムパフォーマンスとコストパフォーマンスを天秤てんびんにかけた結果、タイパが重視されたということだ。

 高すぎる買い物に戸惑いは隠せなかったけれど、京介のみならず石矢にも仕事の時間を削って買い物に付き合って
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  • 組長さんと年下彼女~今日から同棲始めます~   終章.選んだのは、俺だ【Side:Kyousuke.S】②

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  • 組長さんと年下彼女~今日から同棲始めます~   終章.選んだのは、俺だ【Side:Kyousuke.S】①

     俺と芽生の結婚披露宴の日取りが決まった。四月の第一日曜日――大安だ。 ……それは、芽生と俺が初めて会った日でもある。 ちょうど葛西のオヤジから母親が死んだと聞かされた頃だった。 生みの親が死んで悲しいとかそういう思いは全然なくて、むしろやっと自由になれたと思ったのを覚えている。 昔世話になった『陽だまり』への寄付を思い付いたのも、そういうきっかけがあったからだ。 長谷川に頼んで、長谷川建設からの寄付という名目で金を何度か送った頃、比田先生から脅迫まがいの連絡が入った。 顔を出さなけりゃ、支援者名簿に俺の名を出すとかバカなことを言ってきた先生に、そんなことをすれば極道と繋がりのある施設だと思われちまうだろ! と、長谷川のボディーガードという名目で渋々顔を出すようになった初回がその日だったのだ。 初めて会ったとき、芽生はまだ十歳くらいの、端々に幼さを残した少女だった。 表舞台は長谷川に任せ、園庭の片隅で苛立ちまぎれに煙草をふかしていた俺に、恐れた様子もなく「何してるの?」と話しかけてきたのが芽生だったのだ。 キョトンと小首をかしげる様が非力な小動物そのもので、こんな無防備に俺みたいな輩へ声を掛けてきて、この先無事に生き残っていけるんだろうか? と心配になったもんだ。 ちょうどその日、その時たまたま出先で生花店のオープニング記念に、と渡されたチューリップの花を持っていた俺は、それをじっと見つめてくるそのちっこいのに、ホント何の気なし。「やる」 そのまま持っていてもどうせ捨てるだけだしな……と、ぶっきらぼうに差し出した。気を遣って持っていたわけじゃない。ギュッと握っていたせいで、すでに萎れかけてお世辞にも綺麗と言える状態じゃなかった花なのに、その子は一瞬驚いた顔をしてから、ぱぁっと瞳を輝かせた。 軽い自己紹介のあと、「私ね、赤ん坊のときからずっと陽だまり育ちだったの」とあっけらかんと己の生い立ちを話してくれた少女は、「だから私、お花をもらったの、これが

  • 組長さんと年下彼女~今日から同棲始めます~   7.外出禁止令④

    「京ちゃん?」 なんとなく違和感を覚えて芽生が京介をじっと見詰めたら、京介は決まり悪そうにそんな芽生から視線をふっと逸らせると「まぁー、その話はあとだ。時間ねぇからもう行くな? ほら。千崎のヤローはあんま待たせっとネチネチうるせぇからな」とか。 京介は絶対に自分に何かを隠していると確信した芽生だったけれど、きっと今は何を聞いてもはぐらかされてしまうと思って「行ってらっしゃい。気を付けてね」と見送るに留めておく。 モヤモヤとしたものはありつつも、玄関先で大好きな人を送り出すことが出来るとか、新婚さんみたい! と思ったら、少しだけ気持ちが晴れた。

    last updateآخر تحديث : 2026-03-24
  • 組長さんと年下彼女~今日から同棲始めます~   6.ここで寝ちゃ、ダメ?③

    「あ……あ、のね、京ちゃっ……私っ……」 思いっきり泣いたせいで、そのつもりはないのにヒクヒクとしゃくり上げてしまう。それをもどかしく感じながら、どう説明しようか考えていたら逆にそれが功を奏したのか、「怖い夢でも見たのか?」と優しく涙を拭われて、芽生は渡りに船とばかりにコクコクとうなずいていた。頬に触れる京介の大きな手から香ってくる煙草のにおいにさえドキドキしてしまうのは、恋心のせいだろうか? それとも京介に嘘をついてしまっている罪悪感からだろうか。 (京ちゃん、嘘つきでごめんなさい) そう心の中で謝りながら、芽生は京介の服

    last updateآخر تحديث : 2026-03-22
  • 組長さんと年下彼女~今日から同棲始めます~   14.不機嫌な京介②

     佐山は相良京介の雰囲気に気圧されて、今まで彼の斜め後方にカシラの腹心である千崎雄二が控えていることに気付けないでいたことに軽くショックを受けた。 そうして、いつもならそんなことを言う京介をたしなめるはずの側近中の側近の千崎でさえも、何も言えずに会釈をしてカシラの言うことを了承したことにも驚かされてしまう。「――行くぞ、佐山」 千崎にグイッと腕を引っ張られてその場から引き剥がすように連れ去られながら、佐山は正直ホッとしたのだ。 あの場にこれ以上居続けたら、寿命が数年単位で縮んでしまうよう

    last updateآخر تحديث : 2026-04-05
  • 組長さんと年下彼女~今日から同棲始めます~   14.不機嫌な京介③

    「何でそんなこと言うの? 京ちゃんの、バカ!」 手荷物を持つ手にギュッと力を込めると、芽生は京介の返事を待たずに自動ドアを潜り抜ける。「お帰りなさいませ、神田さま、相良さま」 途端、コンシェルジュの女性に礼儀正しく頭を下げられて、芽生はモヤモヤとした気持ちのままマンション内へ足を踏み入れたことを後悔した。「た、ただいま戻りました……」 声に、グチャグチャにかき乱された気持ちが滲まないよう気を付けながら会釈をすると、そんな芽生のすぐ後ろを京介がなにも言わず

    last updateآخر تحديث : 2026-04-05
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