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第607話

Author: 純
雅也は顔を上げ、冷たい目で彼女を見た。

「警察に通報したいなら、今すぐすればいい。だが俺が保証してやる。通報すれば、お前の息子はすぐに刑務所に入ることになるぞ」

侑里は一瞬呆気にとられたが、すぐに冷笑して言い返した。

「何をデタラメを言ってるの!?刑務所に入るべきなのはあんたの方よ!」

しかし、彼女の後ろに立っていた直人の顔色は青ざめた。彼は雅也の性格をよく知っている。確かな証拠もなしに、あいつがここまで断言するはずがないのだ。

大輔が姿を消している間に、一体何があったというんだ?理由もなく雅也が彼を監禁するわけがない。

直人は慌てて侑里を自分の後ろに引き寄せ、低い声で言った。

「お前は黙ってろ!」

侑里の顔には不満の色が浮かんだが、直人に口答えすることはしなかった。

「雅也。お前は大輔の叔父だろう。もしあいつが何か過ちを犯したというなら、いくらでも罰を与えて懲らしめてやって構わない。だが、こうしてずっとあいつを監禁し続けるのは、いくら何でもやりすぎじゃないか?」

雅也の冷たい目が、媚びた笑みを浮かべる直人に向いた。彼は噛み殺すように言った。

「桜井直人。大輔は、
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