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第41話

Author: 霜晨月
last update publish date: 2026-01-13 16:55:26

一方、颯斗と練ももちろん手をこまねいてはいなかった。それなりに俊敏な身のこなしで、颯斗は鬼鴉の群れの中を縦横無尽に飛び回り、敵を寄せ付けずにいた。だが、だからといって彼の状況がアルベインよりマシだというわけではなかった。

自分の心界にいた時、颯斗はなかなかの制御系能力を見せていたが、監獄の囚人にせよ、あの触手タコ怪物にせよ、対峙した時は常に一対一だった。

だが鬼鴉は、それらの「魘」とは勝手が違う。攻撃力こそ高くないものの、その数は圧倒的で、多勢に無勢の颯斗は明らかに劣勢だった。一匹を抑え込めば、もう一匹への対応がおろそかになってしまう。

実際、戦闘開始からそれほど時間は経っていないにもかかわらず、颯斗にはすでに疲労の色が見えていた。跳躍の高さは徐々に落ち、反応も速度も鈍り始めている。そのことは、最も近くにいる練が誰よりもはっきりと見て取っていた。

このままいけば、颯斗が力尽きるのは時間の問題だと、練には分かっていた。

何とかして鬼鴉の注意を逸らし、攻撃を止めさせなければならない。だが、一体どうすればいい?

練が必死に策を巡らせていたその時、不意に傍らで悲鳴が上がった。見ればアルベイン
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