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栄光の影

last update publish date: 2025-10-19 11:00:49

 告発状を渡してから、裁定の日までは数日ある。

 王宮や学院側にとって、様々な調整と準備が必要だから。

 それは私達にとっても同じだった。

「これで裁定の日まで待てば良いのですね」

 私は聖女様に訊ねる。

 でも微笑みながらも、難しそうな表情をしていた。

「実を言うと、告発状や証言だけでは厳しい部分があるの。疑わしきは罰せず、という言葉もある通り、黒かどうか怪しければアプリルは白と決まってしまう」

 どこかで聞いたことがある。

 つまり、断罪の場での証言とかが弱かったらアプリルは断罪されない訳ね。

 確かに証拠といっても、あの切れ端だけじゃ弱い気もする。

 でもマズい……そうなったら、私のハッピーエンドが無くなっちゃう。

「どうすれば良いんですか!?」

 ちょっと興奮気味に訊く。

 せっかく告発状を書いたのに、無駄になるかもしれないなんて。

 そんなのはイヤだ。

「大丈夫。動か

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  • 聖女を信じて悪役令嬢を陥れ続けたら、断罪されたのは私でした   白百合の王妃

     王都に、穏やかな陽光が差し込む午後だった。 その日、王宮では国王陛下の体調が優れないという知らせが広がっていた。 病ではない。ただ、連日の政務の疲労と、加齢による衰え。 医師達が祈りを捧げる中、私はグルナ様の私室へと呼び出された。「グルナ様、陛下の容態は……?」 私の問いにグルナ様は微笑んだ。 彼女の微笑は、まるで春の陽だまりのように柔らかい。「心配はいりません、サフィー。陛下は神の御手の中におられます」 そう言って、彼女は机の上から小瓶を取り上げ

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