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第13話(25)

Author: 北川とも
last update publish date: 2026-01-19 17:00:56

 振り回されるのはいつものことかと、ふっと息を吐き出した和彦は、おずおずと賢吾の肩に頭をのせる。すると、賢吾にきつく片手を握り締められた。

 その感触にわずかに体が熱くなる。同時に、腰が疼いた。和彦の体の変化を感じ取ったのか、肩にかかった賢吾の手に、あごを掬い上げられる。咄嗟に顔を背けたかったが、射竦めるように強い眼差しを向けられると、体が動かない。次の瞬間には、しっとりと唇が重なってきた。

 さきほどまでの、朝とは思えないぐらい濃厚な交わりは、和彦だけでなく、賢吾もまだ高ぶらせているようだった。

「――先生、舌を吸わせろ」

 傲慢に命令された和彦は、言われるまま舌を差し出し、賢吾にじっくりと舐られる。

「んっ……」

 鼻にかかった声を洩らしたあと和彦は、緩やかに賢吾と舌を絡め合う。握っていた手を離した賢吾は、ためらう様子もなく和彦の両足の中心をまさぐってきた。また腰が疼き、座っているのもつらくなるほど、下肢に力が入らなくなる。

 それほど、さきほどまでの賢吾の攻めは激しくて、執拗だ
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