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第26話(27)

Author: 北川とも
last update Petsa ng paglalathala: 2026-04-23 17:00:52

『先生は薄情だ。離れてしまうと、もう目の前にいる男以外、どうでもよくなるんだろ』

 ドキリとするようなことを言う賢吾だが、口調はあくまで楽しげだ。電話越しの和彦の反応をおもしろがっているのだろう。

『四日間、のんびりできたようだな。その辺りは、自然だけはたっぷりあるが、言い換えるなら、それぐらいしかないような場所だ。退屈はしなかったか?』

「いや……。三田村や中嶋くんに、ずいぶん気をつかってもらったから、楽しかった。連休中だから、車で少し出かければ、あちこちで何かしらイベントもやっていたし」

『なんだったら、連休が終わるギリギリまでそこに滞在してもいいぞ』

「その口ぶりだと、もしかして部屋の工事は終わったのか?」

『とっくに。千尋だけじゃなく、俺もそろそろ先生の顔が見たくなった』

 こういう場合、なんと答えればいいのだろうかと考えている間に、タイミングを失ってしまう。結局黙り込んでしまうと、電話の向こうで賢吾が低く笑い声を洩らした。

『先生はそうでもないだろうが、やっぱり、
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