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第366話

مؤلف: 炭酸が抜けたコーラ
桐生グループ最上階、社長オフィス。

貴臣は、葵が保釈されていく監視カメラの映像を、無言のまま凝視していた。

画面の中の女は、肌こそわずかに土気色を帯びていたものの、骨の髄から滲み出るようなあの傲慢さだけは、映像越しですら見る者の神経を逆撫でする。

髪をかき上げ、黒塗りのビジネスカーへ乗り込んでいくその横顔を目にした瞬間、貴臣の胃の底から激しい吐き気が込み上げた。

反吐が出るほど、不快だった。

かつての自分は、この顔こそが救いであり、あの火災の夜の記憶に残された、唯一の心の拠り所なのだと信じ込んでいた。

だが今となっては、自分の頭がどうかしていたとしか思えない。

「まさか、梅原家の私生児だったとはな……」

貴臣は低く呟いた。

声はひどく掠れている。

手にしていた煙草を、灰で埋め尽くされたクリスタルの灰皿へ乱暴に押し付ける。

吸い殻は無惨に潰れ、最後の火花がわずかに抗った後、闇の中へ静かに消えていった。

ほんの三十分前、隆から極秘の調査報告書を受け取ったばかりだった。

清廉潔白を装っていた医療名門・梅原家が、その裏でこれほど隠し事を抱え込んでいたとは。

葵は、梅
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