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止まらない流れ

last update Petsa ng paglalathala: 2026-10-22 19:30:26

 神殿での用事は、思ったよりも早く終わった。

 護符の流通管理についての確認と、いくつかの帳簿のすり合わせ。

 神官長は終始真面目な顔だったけれど、特に揉めることもなく、淡々と話は進んだ。

 ある程度の管理方法が確立してきたから、今後は月に一度程度のすり合わせで十分だろう。

 私はと言えば、細かな帳簿の話になったところで一旦席を外して、追加の護符をさくっと三百枚ほど作ってしまった。

 完成度もかなり高い自信作だ。

「お疲れさまでした。

 お忙しいところ頻繁に足を運んでいただいて。

 お陰様で混乱も少なく進めております」

 神官長にそう言われ、私は軽く頭を下げる。

「いえ。問題が起きてからでは遅いですから、

 当然ですわ」

 ローザ様はいつもの仕事の顔でそう返した。

 ――さっきまでの天然はどこへ行ったのかと思うほど、切り替えが早い。

 神殿の石段を下りながら、殿下がふと足を止めた。

「そうだ、神殿

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