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第164話

Penulis: タロイモ団子
その女性客、大塚紀見子(おおつか きみこ)は、成哉と望美を上から下まで値踏みするように眺めると、ひどく軽蔑した眼差しを向けた。

「奥さんに口出しする暇があるなら、ご自分の行いを見つめ直したらいかが?男女平等とは言うけれど、不倫の分野まで夫婦そろって『お互い様』だなんてね。

少なくとも、こちらの奥さんがさっきまであのイケメンさんとご一緒だった時は、注文をして会話をしていただけで、節度を越えたような振る舞いは一切なかったわよ」

紀見子は、若い頃には父の不倫に、そして中年になってからは夫の不倫に苦しめられてきた過去があり、この手の話題には人一倍敏感で、強い嫌悪感を抱いていた。

それゆえ、先ほど凛花と雅美が飛び出してきて紬を責め立てた時も、内心では激しい憤りを感じていたのだ。

ところが、真打ちのように現れた夫の態度は、それ以上に鼻持ちならないものだった。

せっかく珍しい料理を楽しみにして来たというのに、これでは食事が台無しだ。彼女の胸は、腹立たしさでいっぱいになっていた。

通りすがりの客からの手厳しい加勢に、成哉は怒りを抑えきれなかった。

「俺と望美はただの友人だ!紬、お前の醜
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