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第762話

Author: タロイモ団子
結衣は腑に落ちない様子で呟いた。

「まさか、準優勝だったから機嫌が悪かったとか?だったら私なんてどうなるのよ、三位なのに」

――私みたいな人間は、いっそ死んだほうがマシだって言うの?

紬は結衣の言わんとしていることを察し、彼女の肩を軽く叩いた。

「あまり深く考えないで、自分のことにだけ専念していればいいのよ」

そう言い残し、紬はトロフィーと賞状を手にステージを降りた。

しかし結衣は、紬の後ろ姿を見つめたまま、しばらく呆然と立ち尽くしていた。

――

紬がステージを降りると、普段は落ち着いている雅乃が、珍しく興奮した様子で駆け寄ってきた。

「紬さん、本当にすごいです!ステージでの振る舞いも完璧でした!」

目を輝かせる雅乃を見て、紬はかえって照れくさくなった。

「あなたまでそんなに興奮してどうしたの?いつもの冷静さはどこへ行ったのよ」

雅乃はそんな言葉も気に留めず、すっかりただのファンのようになって紬の周りをうろちょろしている。

「トロフィーと賞状、私が持ちますよ!先輩は休んでください」

紬はそんな雅乃の様子に、苦笑するしかなかった。

顔を上げると、理玖の灰色の
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