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23.結婚しよう

last update Date de publication: 2026-06-23 19:26:00

何をやらせても完璧で王子様のようなウィリアム様と、こちらも何をやらせても完璧で女神様のようなレイラ様。

あまりにも完璧で美しい2人は常に学院…いや、国中で注目されており、完璧な未来の公爵夫妻として、広く知れ渡っていた。

そして完璧な未来の公爵夫妻の仲は大変良く、一切の隙がなかった。

…もちろんウィリアム様と私が意図的にそう見えるようにしているだけだが。

対外的に大変仲の良い私たちはいつもある程度身分の高い、選ばれた者だけが使えるカフェテリアで共に昼食を食べるようにしている。

そこにはもちろんセオドアもいるのだが、今日は用事があるようで、どうしても一緒に昼食は食べられないようだった。

『用事が済んだら絶対に行くから。絶対に』と、どこか悔しそうに言っていたセオドアの姿を思い出し、首を傾げる。

セオドアは一体何が悔しくてあんな顔をしていたのだろうか?

ここにはいないセオドアに少しだけ思いを馳せながらも、私は目の前にある美味しそうなスー
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  • 逃げたいニセモノ令嬢と逃したくない義弟と婚約者。   4.嫌がらせを受ける日々

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    次に目を覚ました時、私は死んでいなかった。見覚えのある天井に自分が今、レイラ様の部屋にいるのだと把握する。何となく体を起こす前に誰かの気配を感じたので、横を見てみれば、そこには椅子に座り、ベッドにうつ伏せになって寝ているセオドア様の姿があった。何故、ここにセオドア様が?疑問に思いながらも体をゆっくりと起こす。すごく重たい感じはするが、それ以外に特に目立った異常は感じられない。毒を飲んだ割には至って正常だ。今までの毒の中でも強力なものだと思っていたのだが、そうではなかったのかもしれない。「…ん」私が起きた気配を感じたのか、セオドア様も目を覚まし、体を起こした。それから至って

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    気まずすぎる夕食を終えた後、私は私に与えられたレイラ様の部屋で、明日やる勉強の予習と今日の勉強の復習を行う為に、机へと向かっていた。 白色と星空のような深い青色の家具で統一されたレイラ様の部屋は、1週間経った今でもあまり落ち着かない。 男爵家にいた頃は必要最低限のごくごく普通の家具たちに囲まれて生活していた。 それが今ではこんなどれもとても高そうなものばかりに囲まれて生活しているのだ。 どこかふわふわして落ち着かないのも無理はない。 「…はぁ」 そんな落ち着かない部屋で私はじっとノートを睨みつけ、今日も深いため息をついた。 …わからない。わからないから頭に全く入ってこない。

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