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第1160話

Auteur: 風羽
その後、陣内家の事情には九条津帆が介入した。しかし、既に事実は変わらない。誰が何をしても結果は覆らない。九条津帆は鷹栖知世に会食を申し込んだが、B市で最も高額な報酬を請求することで知られる彼女は、1時間しか時間を割いてくれなかった。

この会食は、九条津帆が個人的にセッティングしたものだった。

この時、高橋徹(たかはし とおる)がまだ帰国しておらず、鷹栖知世はまだ自由奔放な敏腕弁護士として名を馳せていた。藤堂家と鷹栖家では藤堂群だけが恋愛らしい感情を抱いてはいたものの、それも順調とはいかない様子だった。

その店の中で最も豪華な個室。

九条津帆と鷹栖知世は向かい合って座っていた。九条津帆はグラスを片手に、有能な女性弁護士を見ていた。彼女の両親は彼女に美しい容姿と、ずば抜けた頭脳を与えた。ビジネスの世界でも、九条津帆はこの女性弁護士の手腕を耳にしていた。法曹界、芸能界問わず、男女を虜にする魅力の持ち主だった。

鷹栖知世はスーツ姿で、そこに座っているだけでも圧倒的な存在感を放っていた。

彼女は九条津帆の意図を理解していた。そして、食事が一段落したところで単刀直入に切り出した。「九条
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