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第56話

Author: 風羽
スクリーンに映像が映し出された......

少し揺れている映像だったが、細い女性の姿がはっきりと映っていた。部屋は明るく、彼女の顔もよく見えた。九条薫だった。

九条薫の体は冷え切った。

藤堂沢は彼女の顎を掴み、「見たくないのか?」と尋ねた。

そして彼は冷笑して言った。「ずっと6201号室のドアを開けたって言い張ってたな?なら最後までよく見ろ。お前が本当に開けたのは、6201号室か、それとも6202号室か、ちゃんと確認しろ」

映像の中で、九条薫はベッドに向かって歩いていた。

真っ白なキングサイズのベッドの上で、藤堂沢は酒を飲んで、静かに横になっていた。

かなり強い酒だった。

二日酔いの他に、何か別の感覚が彼を襲っていた。女を抱きたいという衝動を抑えきれなくなっていたが、彼は普段から女遊びはしない主義だった。ビジネスの世界で生きてきて、一度も女性スキャンダルを起こしたことはなかった。

藤堂沢は喉仏を上下に動かした。

突然、柔らかな手が彼の顔を撫でた。少しひんやりとした感触が心地よかった。

藤堂沢は充血した目で彼女を見た。

女は顔を赤らめ、身を乗り出して、彼の唇にキス
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