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第752話

Author: 風羽
二人の関係は冷え切っていた。

一週間ほど、九条時也はホテル暮らしだった。水谷苑に電話をかけることもなく、彼女からも連絡はなかった。

時間が経つにつれ、彼は頻繁に接待に出るようになった。

彼の周りには、女たちが現れ始めた。

仕事関係の女性、クラブの若い可愛い女の子、それに女優も。彼女たちは九条時也に次々と言い寄り、彼の顔に惹かれる者もいれば、金に惹かれる者もいた。

九条時也は彼女らと遊びはしたが、本気になることはなかった。

誓いを覚えていたのだ。

彼女らに触れてはいけない。

しかし、お正月が近くなっても、水谷苑は頭を下げる気配を見せない。家事をこなし、子供たちの面倒を見て、そうでなければ大川夫人と連絡を取り、ギャラリーの開店準備に追われていた。

九条グループ本社ビル、最上階の社長室。

九条時也はソファに座り、小切手にサインをして太田秘書に渡すと、ペンを締めながら何気なく尋ねた。「小切手以外に、彼女は何か他のことを聞いてきた?」

太田秘書は首をかしげた。「他のことは何ですか?」

九条時也はクッションにもたれかかり、長い指で顎をこすりながら、軽く咳払いをした。「例えば
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