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第1338話

Auteur: 桜夏
理恵が病室へ運ばれる際、美佐子はついて行こうとしたが、息子の雅人がすでに付き添っているのを見て、同行するのをやめた。

雅人は簡単に状況を説明した。理恵は危険を脱したが、まだ昏睡状態にあると。美佐子はそれを聞いて頷いた。

今はタイミングも場所も悪いため、なぜ理恵が息子のために刃を受けたのか、二人の関係はどうなっているのかといった詳細を問い詰めることはしなかった。ただ一言、こう言った。

「理恵さんへの恩は、何としても返さなくてはならないわね」

雅人は「ええ」と短く答え、承知していることを示した。

二人の会話が終わると同時に、焦燥感に駆られて待機していた人々の視界に、一人の医師が歩み寄ってくるのが見えた。

ベンチに座っていた新井のお爺さんは慌てて立ち上がり、執事に支えられながら前へ出た。

お爺さんは気が急くあまり、足元がおぼつかなかったが、それでも早足で医師の元へ駆け寄り、その腕を強く掴んで、震える声で尋ねた。

「どうなんじゃ?わしの孫は」

医師は、目の前の新井のお爺さんの顔に刻まれた深い皺と、充血した目を見て、心が痛んだ。だが、残酷な事実を告げなければならなかった。

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Commentaires (4)
goodnovel comment avatar
piyo
そうだよ。何年も騙されて透子を虐げてきたんだからね。透子は何度も命の危険にさらされてきたけど、それらは元を正せば蓮司のせい。蓮司が騙されてなければ、美月はここまで透子の人生に関わることはなかった。なりすました美月をのさばらせたせい。今回は美月が関わっていなくても、美月の邪魔でタイミングは全て変わっているわけだから、バタフライエフェクト、無関係とは言えない。 いま、透子を助けて、蓮司の命が助かったなら、第二の人生はさっさと身を引いて透子の幸せだけ祈って!もう邪魔しないで! 透子、頑張ってね。悪縁は切らなきゃ。
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中村 由美
まぁまぁ美月は隼人まで騙す凄腕詐欺師だし、高校生の蓮司が初恋のキラ星と信じ込まされてるなんてチョロいよなぁ〜。しかも父親の浮気で母を失ったから、透子に惹かれてても素直になれず、惹かれれば惹かれるほど反発して冷たく酷い仕打ちしてしまったと思います。美月の嘘がわかってからの執着や独占欲も恐ろしかったけど、銃撃戦の前にはもう諦めて透子の幸せだけを守ろうとして、私は蓮司に同情してます。
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ムナ
正直、美月にチョロっと騙されて長年透子に酷い言動をしてきたくせに、
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