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第1337話

Auteur: 桜夏
柚木の母は病室で理恵に付き添っていた。柚木の父はしばらくそこにいたが、やがて聡と共に救急処置室の方へ向かった。何か手伝えることがあるかもしれないと思ったからだ。

蓮司と透子の怪我はより深刻で、まだ処置室から出てきていなかった。

透子のいる処置室は比較的「平穏」だった。医師の出入りはなく、ただ「手術中」の赤いランプが点灯し続けていた。

一方、蓮司のいる処置室は様子が違っていた。医師たちが険しい表情で出入りし、橘家と新井家が緊急招集した京田市内のトップクラスの外科専門医たちが集結し、総出で治療にあたっていた。

処置室の入り口で医師たちが深刻な様子で話し合っている姿が見える。おそらく、別の救命措置について協議しているのだろう。

橘家の人々も新井のお爺さんも、皆そちらを見つめていた。医師からの正式な通達はないが、誰の目にも明らかだった――蓮司の容態は予断を許さない、極めて危険な状態にあると。

それは無言の宣告のようだった。生殺しの状態が最も人の心を蝕み、一分一秒がまるで針の山や火の海を歩いているかのような苦痛を伴っていた。

橘家としても、蓮司に死なれては困る。過去にどれほどの確執
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