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第492話

Autor: 桜夏
もしモデルを辞めたいと言うなら、海外に連れて行って、うちの会社に入れるか、あるいは自ら指導する。

もちろん、彼女に働いてもらう必要などない。ただ、幸せなお姫様でいてくれれば、それが一番だ。毎日を楽しく過ごし、父さんと母さんのそばにいてくれさえすればいい。

そんなことを考えていると、雅人はまたアシスタントからの電話を受けた。

「あの……社長……」

アシスタントは口ごもり、言葉をためらっているようだった。

雅人は尋ねた。「どうした」

「はい、朝比奈様の他の情報を調べさせたところ、その、ネット上にいくつか……」

アシスタントは口ごもり、そこで言葉を切った。言うべきかどうか、迷っているようだった。

雅人は眉をひそめた。「ネット上で何が?妹の悪い噂か?」

美月はモデルであり、公の人物だ。悪い噂の一つや二つあっても、不思議ではない。

問題ない。すべてを消し去ればいい。

アシスタントは答えた。「悪い噂というよりは……その、男女関係の噂、でして」

雅人は唇を引き結び、黙り込んだ。

男女関係の噂?しかも、ネット上に記録が残っているほど?だとしたら、相手の男の素性も、ただ者では
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