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第52話

Author: 桜夏
「あの巻き髪の女の子は?あの子も助けられたのかい?」

近所のおばさんがまた叫んだ。

「彼女は先に、俺が病院に連れて行った」

蓮司はその言葉の裏にある含みには気づかず、そう言い残して姿を消した。

後ろでは、野次馬の人が顔を見合わせ、「やっぱりね」という表情を浮かべていた。

やっぱり常にいるあの人が妻だったんでしょ?じゃあ、あのもう一人の女性は……

しかも男は、明らかにガス漏れを知っていたはずだ。そうじゃないと、どうしてあの子だけ先に病院に運んだの?

結局、本妻だけが苦しんで、自力で出てきて玄関で倒れていたなんて……

可哀想に!なんて惨めだ!

あの男、見た目はすごくカッコいいのに、まさかこんなひどい浮気者だったとは!

蓮司は車を飛ばし、近くの病院へと向かう途中、透子に何回電話をかけたが、どれも応答がなかった。

「くそっ、看護師は何してんだ?電話くらい代わりに出れないのか?」

彼はそう怒りながら文句を言った瞬間、昨夜自分が透子のスマホを真っ二つに壊したことを思い出し、言葉を詰まらせた。

蓮司は歯を食いしばり、心の中は不安と恐怖でいっぱいだった。

美月はまだ意識があ
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Comments (7)
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渡辺 寿美
透子の無実をはらし、後悔のなかで屍のように生きる蓮司にして、美月は刑務所へどうぞ
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良香
あと3日、って言うのは契約満了日、って事ですよね? では物語の題は離婚届出した後の1ヶ月熟考期間を指すんですかね?
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良香
そりゃ死にかけてるならそうなる。 退院したら、お祖父様のところに直行しよう。 お祖父様、透子さんの事気に入ってるんだよね。充分な補償と馬鹿孫の完全なる封じ込めお願いしますね!
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